「ヴィニシウスやエンバペとは違う。メッシから見たものだ」バルセロナ幹部が“世界最高”ヤマルのインパクトを語る
バルセロナの幹部であるエンリク・マシプ氏は、ラミン・ヤマルに破格のオファーがあったことを明かした。 バルセロナのアカデミー出身のヤマルは、2023年春に15歳でファーストチームデビュー。以降、順調に成長して昨シーズンからチームの主力に定着した現在17歳の同選手は、今シーズンここまで公式戦16試合で6ゴール8アシストを記録。今夏のEURO2024では主力としてスペイン代表の優勝にも貢献した。 先日には若手版バロンドールのコパ・トロフィーを受賞したヤマルのこの活躍を受け、今夏には他のビッグクラブが獲得に乗り出した模様。ジョアン・ラポルタ会長のアドバイザーも務めるマシプ氏はスペイン『El Chiringuito』で同選手に対して高額なオファーがあったことを明かした。 「すぐに拒否し、検討すらしなかった2億5000万ユーロ(約400億円)相当のオファーがあったと会長がすでに言っていたと思う。フランスのクラブからのオファーだった」 また、マシプ氏は活躍を続けるヤマルについても語り、クラブOBのリオネル・メッシを例に挙げながら同選手を絶賛した。 「現在、彼は世界で最も決定的な選手だと言える。世界最高の選手だと言って17歳の選手について話をすることは必ずしも良いことだとは思わないが、私たちにとって彼は世界最高の選手だ。宝くじに当たったとは言わないが、キリアン・エンバペがマドリーに行くことを決めた年に、私たちにはEUROを制してとても短期間で世界的な現象になった17歳の選手がいる」 「エンバペのリーグとして始まったが、今ヤマルのリーグになった。彼は格別な選手だ。ヴィニシウス・ジュニオールやエンバペといったスピードやクオリティのある選手たちが見せるものとは違う。ラミンのプレーはリオネル・メッシから見たものだ。毎試合で彼は人々を驚愕させることをやっている。このような選手がいることはラ・リーガとバルサにとっての特権だ」