ブラジル選手が腕に刻んだ日本語が「すごい説得力」 連日話題の日本発タトゥー、五輪で見えた価値観【名珍】
パリ五輪で数々の名珍場面が誕生
夏のパリ五輪では多くの名場面が感動を呼んだ。中には競技以外でも注目を集めるなど、4年に一度の世界的祭典ならではの出来事も。そんな数々の名珍場面を振り返る。日本ではなじみの薄い文化であるタトゥーだが、ファッションの一部として趣向を凝らす海外アスリートも。日本にまつわるキャラや漢字も発見され、ネット上で注目を浴びた。 【画像】「凄い説得力」「これはカッコいい」 ブラジル選手の腕に刻まれた日本語タトゥーの写真 日本代表の躍進も期待されたバレーボール男子では、ブラジル代表ダルラン・ソウザの右腕に日本語で刻まれた「思い出なんかいらん」の文字が話題となった。人気バレー漫画の「ハイキュー」に登場する、稲荷崎高校の横断幕に記されていた言葉としてファンの間で有名だ。 当時のX上では、日本ファンが「めちゃくちゃいいね! 日本の漫画文化で選手が成長するの嬉しい」「アスリートにこれはカッコいいな」「すごい説得力」「激アツすぎる……ハイキュー見て育ったんかなぁ」と驚きの声を上げていた。 外国人が日本語をタトゥーに入れるのは珍しくないが、「なぜこんな日本語を?」と驚く言葉を選ぶ選手もいる。今大会は出場を逃したが、陸上の女子砲丸投げマギー・ユーウェン(米国)には左手首にひらがなで「だれですか」の文字がある。 「『お前は誰なんだ』というマントラ(信念)があるんです。なぜこの競技をやっているのか、なぜここにいるのかを自分自身に言い聞かせ、モチベーションを高めるためなんです」と自問自答するためのきっかけづくりにしている。ファッションを楽しむ感覚やモチベーション作りの一環など、タトゥーをひとつとってみても、さまざまな価値観が浮かび上がる。 体操の男子オランダ代表カシミール・シュミットは両腕にさまざまなタトゥーを刻んでいるが、右上腕部には日本の人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズに登場する「キノピオ」、さらにポケットモンスターのキャラクター「ミュウ」もいた。 米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツ・センター」公式インスタグラムは「オランダ人体操選手カシミール・シュミットのタトゥーがバズり中」と紹介。こちらも中継で発見したX上の日本のファンが注目し、「キノピオのタトゥーかわ」「あ! 男子体操のオランダの選手、腕にキノピオのタトゥーがある!!!」「体操選手のキノピオのタトゥーが気になっちゃって」「キノピオ凄い可愛い 他にもポケモンのキャラとかあるし」と反響が寄せられた。
THE ANSWER編集部