「揚げ物は家でしない」と言うママ友。油汚れがないだけでなくコスパもよいそうですが、そうなのでしょうか?
揚げ物は時間も手間もかかるため、「自宅ではあまり作らない」という方もいるでしょう。実は、揚げ物は惣菜を購入した方が油汚れがないだけでなく、コスパもよいといわれています。 そこで今回は、揚げ物は購入した方がコスパがよいのかについて解説します。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
揚げ物を家で作らない方がコスパがいいのは本当か?
自宅で200グラムの唐揚げを作る場合、一般的に必要な材料は表1の通りです。なお、それぞれの商品価格は総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編) 東京都区部小売価格(2024年8月)」およびネットスーパーなどの情報を参照しています。購入時期や店舗によっても異なりますので、あくまで目安として参考にしてください。 表1
※筆者作成 表1の価格で計算した場合、唐揚げを200グラム作ると1回当たり約763円かかると予想できます。ほかにも食材費だけではなく、唐揚げを揚げるために必要なガス・電気代、揚げ物用のキッチン用品などがかかります。そのため、家で本格的に揚げ物を作る場合はコストがかさむでしょう。 一方で惣菜などであれば、光熱費や器具の購入が必要ないためその分節約できます。ある店舗によると、とんかつ1枚が約430円、真アジのフライが2枚で約390円で売られていました。 惣菜を購入すれば材料費・光熱費・器具代が全て浮くため、コスパがよいといえるでしょう。
揚げ物を作らないメリット|油汚れの軽減・タイパがいい
コスパ以外にも、揚げ物を作らないメリットが2つあります。 1つ目は、油汚れの軽減です。揚げ物を作ると油が飛び散るため、毎回掃除する必要があります。頑固な油汚れは、重曹やアルカリ性洗剤・セスキ炭酸ソーダ水など、専用の掃除グッズがなければ落ちないこともあるでしょう。 また、余った油を適切に処理して捨てなければいけないため、手間もかかります。揚げ物を家で作らなければ、キッチンの油汚れを防げるため、料理後のストレスも軽減するでしょう。 2つ目は、タイパがよい点です。揚げ物を家でしない場合、作る時間や片付け、キッチン掃除などが短縮できるため、時短につながります。時短してできた時間は、別の家事や調理に充てられるため、忙しい方でも効率よく家事ができるでしょう。 例えば、スーパーで揚げ物を購入して、自宅でサラダなどを作る時間を確保すれば、バランスのいい食事を取ることもできるかもしれません。家族と過ごす時間も増やせる可能性があるため、「揚げ物を作らない」選択はさまざまなメリットがあるといえるでしょう。