ロッテ・田中晴也が「夢先生」として登壇 将来の目標には「WBC日本代表」と「メジャーリーグ」を誓う
ロッテ・田中晴也投手(20)が3日、千葉県市川市立東国分中学校を訪れ、日本サッカー協会とプロ野球選手会が協力して実施する「JFAこころのプロジェクト 夢の教室」で夢先生を担当した。2年生30人を相手に熱弁をふるった。 「自分なりに伝えたいことと、中学2年生に夢や目標を実現するためのアドバイスを、自分なりに今まで生きてきた中で大事だと感じたことを伝えられたと思う。少しでも生徒の今のことに対する手助けとなった時間になればいいなと思った」 前半は生徒たちと体育館で特別ルールの鬼ごっこをするなど体を動かして交流。後半の授業では小学5年生で肩をけがしたことや高校時代の甲子園の経験など自身の野球人生を振り返りながら夢を持つことの重要性を説き「目標を立てて継続する」、「今何をするべきか考えて行動する」の大事な2つの言葉を伝えた。 生徒たちには見本で3年目の目標に「新人王」を宣言した。新潟・日本文理高から入団2年目の今季は7月にプロ初勝利するなど4試合で1勝1敗、防御率1・80。新人王の資格はまだ残っており、最速155キロを誇る期待の右腕は「来年は10勝はしたい。そこが目先の目標というか成し遂げられるように頑張りたい」と意気込み、そのための行動として来年1月に米国にある動作解析施設「ドライブライン」トレーニングすることを挙げ「挑戦することが大事。2週間くらいチャレンジしてきます。新しい知識やメジャーリーガーと一緒に練習をするチャンスを得たかった」と意図を明かした。 将来的な大きな目標には「WBC日本代表」と「メジャーリーグ」を掲げた。今オフに3年先輩の佐々木のポスティングシステムを利用した米大リーグ挑戦が決定。田中晴は「朗希さんとか身近な存在でそういった舞台に挑戦している選手もいる。そういった方からプロに入って毎日刺激をもらっていましたし、今年1軍を経験して2026年のWBCやそのあとの(28年の)ロサンゼルス五輪とかにも目指せるところではあると思う。大きな目標として目指しながら将来的にはメジャーリーグのステージに挑戦できたらと思う。そこに向けて頑張りたい」と夢を初めて語った。