今年最も注目されたモデルは!? ヒントは「コア」 2024年アクセス数ランキング/FW部門
■第6位:KING RADSPEED ビッグツアー FW(コブラ)
第6位には、5位の「KING RADSPEED ツアー」の兄弟モデル「―ビッグツアー」が入った。トウとヒール側にそれぞれ8gの内部ウエートと外付けフロントウエート7g(合計23g)を搭載し、低スピン&高初速を実現する。「ツアー」より大きなサイズ感でアドレス時の安心感を得られる部分は、松山選手をあやかってコブラFWを使いたいアベレージゴルファーには、こちらのモデルのほうが扱いやすいかも。
■第5位:パラダイム FW(キャロウェイ)
飛びも安定性も高レベルでパラダイムシフトを起こす昨年発売モデル、キャロウェイ「パラダイム FW」が5位にランクイン。女子ツアーでのギア調査FW特集では、今作を穴井詩が使用していることをピックアップ。操作性と寛容性がバランスよく配分されたバランス均衡型スプーンとして、女子プロのボリュームゾーンが求める性能を有していると紹介していた。
■第4位:SIM2 FW(テーラーメイド)
「SIM2」シリーズ人気恐るべし。9位「―MAX」に続き、テーラーメイド「SIM2 FW」が4位に。こちらも根強い人気のチタンフェースで、飛距離性能と小型化されたボディで操作性を両立した人気モデル。昨年2位に甘んじたものの、21、22年の同ランキングでは2年連続No.1に輝いている。体積170ccと小ぶりな形状に、約80gの「Vスチールソール」を配置した低重心設計のチタンヘッドはまだまだ人気は衰えない。
■第3位:M4 FW(テーラーメイド)
3位に続き、名器と呼ばれるテーラーメイド「M4 FW」がベスト3に食い込んだ。現「Qi」、前身の「ステルス」、その前の「SIM」、の前の「M」…とブランドの歴史を辿ると相当昔の印象だが、発売は意外にもまだ6年前。当時の米ゴルフダイジェスト誌でのリーディング企画「HOT LIST」ではゴールドを受賞。その理由が「打音がメジャーリーガーのホームラン並みにパワフル」という特異な評価をもらっていた。
■第2位:ステルス2 FW(テーラーメイド)
2位にはまたしてもテーラーメイドのFWが名を連ねることに。昨年発売された2代目ステルスのスタンダードモデル「ステルス2 FW」が2位に。同シリーズの兄弟モデルは、「MAX」ではなくハイドローモデル「HD」、「LS」ではなく強弾道を生む「プラス」で構成されていたことに、懐かしく感じられる人は多いはず。初代「ステルス」よりも慣性モーメントが大きく、全体的にマイルドな印象を与える性能が特徴だった。
■第1位:Qi10 FW(テーラーメイド)
FW部門を制したのは、4位から続くテーラーメイド陣から「Qi10 FW」が1位の座に! やはりテーラーメイドは強かったというしかない結果だが、「M」「SIM」「ステルス」の名器が並んで、最後は今年のモデル「Qi10」で締めるあたりは理想的フィニッシュといえる順位。ツアー現場で「コア」と呼ばれるスタンダードモデルが、編集部員がヘッドカバーを外す度に現れる今作を見て、「あら、またQi10のコアだ」と金太郎飴のようと例えたほど流行した。