東証プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…配当金予想を「15円」から「未定」に変更→“ストップ高”まで買われた大注目銘柄【先週末の株価】
東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年12月20日(金)の騰落率ランキングをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:サイボウズ〈4776〉……前日比+500円(+23.32%)/終値2,644円 【売買材料】 12月19日(木)取引時間終了後、24年12月期の配当金予想を15円から「未定」に修正。その理由が業績の進捗や次期業績の見通しなどを踏まえた「増額の検討」であったことから買いが集中し、ストップ高となった。 2位:マーケットエンタープライズ〈3135〉……前日比+150円(+18.43%)/終値964円 【売買材料】 12月19日(木)、同社は株主優待制度の拡充を発表。これを好感した買いが集中した。具体的には、実施時期を従来の6月だけでなく、6月末と12月末としている。また、500株以上保有の株主を対象に、各2万5,000円分(年間5万円分)のデジタルギフトを贈呈するとのこと。 3位:ミガロホールディングス〈5535〉……前日比+226円(+15.10%)/終値1,723円 【売買材料】 同社は当日、グループのDXYZが手掛ける顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」が、あいちデジタルアイランドプロジェクト「TECH MEETS」に参画するイオンモール常滑とイオン銀行(東京都千代田区)の「顧客の買い物体験価値の向上」に採択されたと発表。これが材料視された。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:KADOKAWA〈9468〉……前日比-700円(-15.95%)/終値3,689円 【売買材料】 12月19日(木)取引時間終了後、ソニーグループ〈6758〉が同社との資本・業務提携の契約を締結したと発表。今回の発表を受けて、同社株に対するTOB期待がはく落したことに加え、新株発行に伴う希薄化の懸念が広がる格好となり、売りが集中した。 2位:チェンジホールディングス〈3962〉……前日比-126円(-9.16%)/終値1,249円 【売買材料】 当日は特段個別の売買材料見当たらず。12月19日(木)、アマゾンジャパンが「ふるさと納税事業への参入」を発表。この日も同材料が売りにつながった模様。 3位:東邦亜鉛〈5707〉……前日比-48円(-8.14%)/終値542円 【売買材料】 7日続落。12月18日(水)取引時間終了後、投資ファンドの「アドバンテッジパートナーズ(東京都港区)」などを割当先として、優先株・劣後株を発行すると公表。第三者割当増資に伴う潜在的な1株利益の希薄化を警戒した売りが続いている模様。
THE GOLD ONLINE編集部(株式投資取材班)