【プロキオンS】当コースの新馬圧勝ヤマニンウルスが目玉 人気データ、力関係以外の懸念なし
直近は波乱決着
小倉ダート1700mで行われるのは京都改修による変則日程だった21、22年以来2年ぶり。過去2年を簡単に振り返ろう。 【北九州記念2024 推奨馬】複勝率77.8%の強力データ持つ伏兵馬あり! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 21年は重馬場で行われ、1:40.9のレコード決着。中盤から11秒台を刻む持続力勝負のなか、1番人気サンライズホープが沈み、好位から9番人気メイショウカズサが抜け出した。2、3着は番手、逃げの14番人気トップウイナー、12番人気メイショウウズマサ。人気の好位勢は伸びず、伏兵が粘って三連単は194万馬券だった。 翌年は稍重で1:43.7。一転して時計がかかったのはエアアルマス、トップウイナーが序盤、突っ込んで入り、後半800mのラップが伸びなかったからだ。持久力勝負を制したのは早めに動いた4番人気ゲンパチルシファー。2、3着は後方から勝ち馬を追いかけた14番人気ヒストリーメイカー、12番人気サクラアリュールだった。 2年とも2、3着は二桁人気。共通しているのは4コーナーで勝負圏内にいたこと。小回りらしい持久力と機動性を問う。これが小倉ダート1700mのプロキオンSだ。ここでは夏の小倉ダート1700m、3勝クラス以上35レース(2014年8月2日~2023年9月3日)からコース傾向を詳しくみていく。 1番人気【5-3-6-21】勝率14.3%、複勝率40.0%とちょっと勝ち切れないが、その分、2番人気が【10-6-2-17】勝率28.6%、複勝率51.4%と強力。一方で3番人気は【2-2-6-25】勝率5.7%、複勝率28.6%と続かない。4番人気【5-2-5-23】勝率14.3%、複勝率34.3%以下は大きな差はなく、複勝率も似たりよったり。過去のプロキオンSの通り10番人気以下【4-7-7-164】勝率2.2%、複勝率9.9%で伏兵が突っ込むチャンスもある。 小回りでペースの緩みが少ない分、スピードの持続力を試されるコースらしく4歳が【13-11-8-86】勝率11.0%、複勝率27.1%と勝ち切る傾向だが、5歳も【15-18-16-144】勝率7.8%、複勝率25.4%とメリハリをつけるほど差はない。6歳【6-3-7-88】勝率5.8%、複勝率15.4%あたりまで十分戦える。さすがタフなダート界。ベテランも元気だ。