<春の頂へ・健大高崎’24センバツ>選手紹介/2 /群馬
◇臨機応変な打撃を 森山竜之輔一塁手(2年) 昨秋の公式戦ではチーム最多の16打点を挙げた。「自分のためだけでなく、チームのために成長したい」と笑顔を見せる。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 昨夏は調子が上がらず、群馬大会のベンチ入りを逃した。新チームは自分が引っ張ると心に決め、コーチの助言をもとに「状況に応じた打撃」を目指して練習試合でも緊張感を持って臨んだ。秋には犠打などその場で求められる打撃に徹し、試合の流れを引き寄せた。 「チャンスで打席が回ってきたとき、まずは打点を取りに行く。いつも長打を狙えばいい訳ではない」。大舞台を前に、表情を引き締めた。 ◇父と兄の「夢」胸に 高山裕次郎二塁手(2年) 初戦敗退した昨春のセンバツは、打席に入るのも足が震えた。二塁打を放ち、ホームベースを踏んだものの「あっという間で悔しかった」。自信のなさを克服しようと、1年かけて準備してきた。 小学1年から始めた野球は打撃が得意。昨秋の公式戦は主に3番に座り、4盗塁を決めた。一方、外野手が長く、二塁を守るのは初めて。この冬は毎日1時間半ほどゴロを捕る自主練習を続けてきた。 目標は全国制覇だ。元プロ野球選手の父健一さん、OBの兄遼太郎さんもかなわなかった甲子園での夢を「自分たちの代で成し遂げたい」。=つづく