手足口病「警報レベル」……前倒しで流行ナゼ? “感染症ドミノ”に要注意 医師「免疫回復に3~4週間」【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
子どもを中心に夏に流行する感染症「手足口病」。各府県の患者数は警報レベルを超え、早くも流行に入っています。その背景に何があるのか、医師に聞きました。また症状が改善した後に別の感染症にかかる“感染症ドミノ”にも注意が必要だといいます。 夏に流行・手足口病 大人が感染する可能性も そこで今回の#みんなのギモンでは、「“夏の感染症”前倒しナゼ?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●大人もつらい手足口病 ●“感染症ドミノ”どう防ぐ?
■大阪の手足口病、5年ぶり警報レベル
近野宏明・日本テレビ解説委員 「夏に流行する感染症が、今年は例年よりも前倒しで増えています。既に流行し始めている手足口病について、大阪府では6日、患者の数が5年ぶりに警報レベルに達したと発表しました」 「1つの医療機関で1週間の患者報告数が5人を超えるかどうかが国の基準となっていますが、5月27日~6月2日で大阪府は6.11人。兵庫県では5.71人、宮崎県で5.75人と、それぞれ警報レベルを超えています」
■7県でも警報の基準値を超える流行
近野解説委員 「その他の地域でも流行しています。国立感染症研究所のIDWR速報データでは、5月20日~26日の分が最新の報告ですが、群馬・福井・奈良・高知・愛媛・大分・鹿児島と7つの県で警報の基準値を超える事態になっています」 鈴江奈々アナウンサー 「こんなに手足口病が流行しているって知ってました?」 森圭介アナウンサー 「全く知らなかったです。夏風邪というと、RS(ウイルス感染症)だったり手足口病だったり、何かしら流行するなというのはありますけど、まだ6月で早いなという気もしますね」 鈴江アナウンサー 「森さんの周りでは?」 森アナウンサー 「あまり聞いていないですね」 近野解説委員 「私の周りのevery.のスタッフのお子さんは既になっています。ぽつぽつ現れているんですよ」 鈴江アナウンサー 「私の子どもの小学校では溶連菌の流行があると報告があったんですけど、いろいろ流行する中でも、(手足口病が)特に前倒しになっているという傾向があるんですか?」 近野解説委員 「そうなんです」