「就職難しい」「自由に絵が描けない」尹大統領に怒る韓国の若者たち
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾訴追案が可決されてから3日。 【画像】「就職難しい」「自由に絵が描けない」尹大統領に怒る韓国の若者たち
■出頭要請書を“受け取り拒否”
捜査機関が出頭を要請しているものの、大統領は、全く応じていません。出頭要請の書類は受け取りを拒否し、弾劾裁判に向けた書類も受け取っていないそうです。
抗議の声をあげ続ける韓国の市民。うねりの中心となっているのが、若い世代です。 パク・ユジンさん 「私は絵を書いている人なのですが、この人(尹大統領)の政権ならば、私は自由に絵を描けないと思って、ここに来ました」 どういうことなのでしょうか。 日本人の母親を持つパク・ユジンさん(20)。夢は、アニメーター。アルバイトをしながら浪人し、来年から専門の大学に通う予定です。 「戒厳令以降、印象的な瞬間を描いてください」とお願いしました。 パク・ユジンさん 「(Q.何を表現したのか?) 応援棒が光っているのと、(弾劾訴追案が)可決された日に風船が空に飛んでいるのを見て、美しいなと思って。若い女性たちの不安が、ここで表現されたっていう感じに思った」 不安は、戒厳令の前から抱いていました。 パク・ユジンさん 「『尹錫悦列車』という絵があったんですけど…」 2年前、高校生が描いた尹大統領の風刺画。公募展の金賞に選ばれると、政府が問題視し、公募展の後援を取り消したのです。 パク・ユジンさん 「この絵みたいに、私たちの表現を止めることもあるなと思ったとき、悲しくなりましたね。裁判で弾劾を決めてほしいという気持ちがあるんで、そして、次の大統領が、もっと表現の自由を守ってくれる人が、なってほしいなっていう気持ちです」