NATOならぬ「MATO」 松屋でリトアニア、ジョージア大使が合同食事演習
レジャバ氏はXで34万人を越えるフォロワーを持つインフルエンサーでもある。投稿内容は訪問先でのできごとや家族などほのぼのとしたものが多いが、外交官として自国の立場を伝達する努力も欠かさない。キーワードは「いい湯」と「納豆」。日本人になじみのある単語を用いて、EU(欧州連合)とNATO加盟という同国の目標をアピールする。
旧ソ連構成国であるジョージアやリトアニアにとって、ロシアによるウクライナ侵略は目に見える脅威だ。22日の「会談」を終えたジーカス氏もその意を汲むように「リトアニアは、ジョージアのEUへの道を支持します」とXに書き込んだ。レジャバ氏も「リトアニアとジョージアは伝統的な友好国同士。支持をありがとうございます」と応じた。
松屋はジョージアを皮切りにポーランド、アルゼンチン、リトアニアの料理を提供し、現在はセネガルと「合同オペレーション」を実行中。国際政治とは距離を置きつつ、担当者は「今後も世界のおいしい料理を見つけて松屋流に提供していきたい」と意気込んでいる。(五十嵐一)