3日~5日は日本海側で雪による交通障害に注意 来週後半は近畿~九州の平地も雪か
3日(金)~5日(日)のUターンラッシュは、雪による交通機関への影響に注意が必要です。日本海側は北日本だけでなく、北陸から山陰でも雪の強まる時間があるでしょう。来週後半は日本列島に今シーズンこれまでで一番強い寒気が流れ込み、近畿から九州の平地でも雪が降る可能性が出てきました。9日(木)と10日(金)は大阪や福岡などで雪予報となっています。
3日(金)~5日(日) Uターンの車の運転は積雪や凍結注意
3日(金)は冬型の気圧配置が続く中、上空の気圧の谷が通過し、強い寒気が流れ込みます。活発な雪雲が北陸付近にかかり、雪の降り方が強まるでしょう。 この雪雲は4日(土)朝にかけて近畿北部から山陰へと移ります。このため内陸部を中心に積雪が急に増えるでしょう。積雪や凍結などにより路面の状態が悪化しそうです。スリップ事故による立ち往生などにも注意が必要です。 また、全国的に風が強まります。北海道から東北の日本海側ではふぶきで見通しの悪くなる所があるでしょう。関東から四国にかけても、海沿いを通る道路などは横風の影響が大きくなりそうです。速度規制など道路情報をこまめに確認し、時間に余裕をもって出発してください。 5日(日)は冬型の気圧配置が緩み、雪や雨はやんだり弱まったりする所が多い見込みです。ただ、朝は全国的に冷え込みが強まります。積もった雪や濡れた路面が凍って、滑りやすくなりそうです。道路への影響は続きますので、雪がやんでも油断せず、雪道の運転は慎重になさってください。
6日(月)~9日(木) 仕事始めは広く雨 来週後半は大阪や福岡で雪も
仕事始めとなる方が多い6日(月)は、低気圧が本州南岸を東進するため、広い範囲に雨雲や雪雲がかかるでしょう。北海道や東北北部は雪、東北南部から九州は雨の所が多くなりそうです。 7日(火)は冬型の気圧配置となり、9日(木)頃にかけては日本列島に今シーズンこれまでで一番強い寒気が流れ込むでしょう。特に西日本で雪の範囲が広がり、近畿から九州の平地でも雪が降る可能性が出てきました。山沿いを中心にまとまった雪となることが考えられますので、このあとも最新の天気予報を確認してください。また、全国的に寒さがいっそう厳しくなるでしょう。
10日(金)~15日(水) 三連休は晴れる所が多いが 日本海側は雪や雨も
10日(金)も近畿から九州では平地でも雪が降る所があるでしょう。全国的に朝は冷え込みが強く、昼間も厳しい寒さが続きそうです。11日(土)には雪のやむ所が多く、12日(日)にかけては日本海側も日差しの届く所が多い見込みです。 13日(月・成人の日)になると西から次第に雨の範囲が広がります。14日(火)は太平洋側も含めて広く雨や雪が降るでしょう。
日本気象協会 本社 中川 裕美子