元日本代表MF稲本潤一が現役引退を発表「南葛SCから必要とされる機会があれば」
関東リーグ1部の南葛SCは4日、MF稲本潤一が2024シーズン限りで現役引退すると発表した。 G大阪ユースからトップチームに昇格すると、プレミアリーグのアーセナルやフルハムなどで活躍。その後、ガラタサライやフランクフルトなど欧州各国でプレーした後、2010年に川崎フロンターレへ移籍。2022年から「キャプテン翼」などで知られる高橋陽一氏がオーナーを務める南葛でプレーしていた。 日本代表としても通算82試合に出場し、W杯でも2002年日韓大会、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会の3大会に出場した稲本は、クラブを通じてコメントを発表した。 「このたび、今シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。南葛SCという素晴らしいクラブでキャリアの最後を迎えることができることを、大変誇りに思っています。この3シーズンでJFL昇格を果たせなかったことは、心残りであり、ファンや関係者の皆様には申し訳ない気持ちもあります。しかし、クラブオーナーである高橋先生が掲げる「アジアチャンピオンズリーグ制覇」という大きな目標に向けて、自分もまた新たな形でサッカー界に貢献し、その目標達成のために力を尽くしたいと考えています」 「これからのキャリアの中で、もし再び南葛SCから必要とされる機会があれば、その時は全力で力を貸したいと思っています。このクラブで過ごした3シーズンは、私にとってかけがえのない時間でした。南葛SCを支えてくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました」