なぜ兵庫・明石に?Z世代向けの「新フードホール」がオープン、予約の取れない人気中華など
JR明石駅の高架下に、まるで工事現場のようなフードホール「AKASHI TIGER(明石タイガー)」(明石市東仲ノ町)が、3月19日にオープンした。 【写真】気になる店舗の詳細 ◆ 背景には「移住が増えている」 同施設は、4つの常設飲食店、ポップアップショップ、DJブースからなる。足場の単管を組みコンテナを配した空間に、カラフルなネオン管がともり、明石では異色とも言える雰囲気にまとめられた。 「明石市の子育て支援などで移住が増えているZ世代やミレニアム世代が集えるコミュニティスペースを目指しました。気軽に遊びに来ていただいて『一緒にこの場所、空間を使いこなしていきましょう』という未完成を肯定するというメッセージを込めたデザインになっていると思います」と、企画・運営をおこなう「RETOWN」代表の松本篤さんは力を込める。 ◆ 若者ウケを狙った店舗ラインアップに 飲食は、明石らしく蛸チャーシューが入った魚介スープのラーメン「蛸らぁめん研究所」、予約が取れない天満の人気海鮮中華が気軽に楽しめる「さんま黒焦げ食堂」、ほかのメニューにプラスしやすい小ぶりサイズが特徴の焼き鳥「みなとまちの焼鳥 カモメ」、ブリオッシュバンズに肉肉しいパテがボリューミーなハンバーガー「New York Cheese Burger」がスタンバイ。 そのほかポップアップショップ2店には物販や飲食などが参加し、週末を中心にDJブースをつかったライブイベントなどがおこなわれる。ランチはもちろん、好きなものを少しずつ味わいながら友人や家族とワイワイ楽しむのもあり。また、仕事終わりに明石に戻ってからちょっと一杯飲んで帰りたいというときも、ここなら気軽に寄ることができそうだ。 「明石タイガー」はJR明石駅のピオレ東館の東隣。モバイルオーダーで席にいながらオーダーと呼び出しが可能。営業時間は曜日によって異なる。詳細は公式サイト、またはインスタグラムにて。 取材・文・写真/太田浩子