友人の旦那さんが「公務員」です。ボーナス時期になると毎回ブランド品を買っているようなのですが、公務員ってどのくらいボーナスをもらっているのですか?
公務員には毎年ボーナスが支給されていますが、一般企業のボーナスよりも高額というイメージをもっている人も多いでしょう。公務員は国家公務員と地方公務員に分かれており、それぞれ給料や賞与が民間企業とは異なります。 本記事では、公務員のボーナス支給額について、金額や支給時期、計算方法を解説します。また、民間企業との比較や、公務員の収入体系の特徴についてもご紹介します。 ▼「公務員は安定している」って本当? 定年退職の割合や退職金の平均額を教えて!
公務員のボーナスはいつ支給される?
公務員のボーナスは、夏と冬の2回支給が定められています。 国家公務員のボーナス支給日は、6月30日および12月10日と決められています。地方公務員の場合は、各自治体の条例によって異なるものの、国家公務員の支給日に合わせているケースが多いようです。 このように、公務員の場合はボーナスが必ず年2回支給されることが分かります。したがって、大きな買い物やローンの返済など、さまざまな用途に活用しやすいのも魅力です。
公務員のボーナス決定方法
公務員のボーナス支給額は、内閣官房内閣人事局による「人事院勧告」で給与方針を示し、法律によって毎年設定されます。原則として、民間の支給実績と公務員の年間の支給月数を比較したうえで決定されることが特徴です。 民間企業との給与格差が発生しないように制定されていますが、公務員のボーナスは景気変動による影響が小さくなるように抑えられているのも特徴のひとつです。大きな景気変動が発生した場合には、民間企業との間で大きな格差が生まれるケースもあります。
公務員のボーナス支給額
内閣人事局によると、令和6年6月期の国家公務員に対するボーナス支給額は、平均約65万9400円です。 国家公務員のボーナス支給額は、支給月数×平均給与額で求められます。一方で、地方公務員のボーナスは、区分によって異なることが特徴です。
出典:総務省「令和5年 地方公務員給与実態調査」より筆者作成 公務員のボーナスは、在職期間によって変動する「期末手当」と、勤務成績によって変動する「勤勉手当」の2種類に分けられます。そのため、実際の在職期間や業績によっては、ボーナスの支給額に差が生じるケースもあります。