夫は年収「1000万円」、老後も安泰だと思っていたら、50歳で夫が死亡。妻はこれから暮らしていける?「遺族年金」と「生活費」をシミュレーション
まとめ
厚生年金に加入している夫の配偶者であれば、子どもがいなくても、夫の生前の年収に応じて遺族厚生年金を受給できます。配偶者の年齢に応じた加算制度もあり、遺族年金で生活費の多くを賄うことはできるでしょう。 ただ、遺族年金だけでは十分な金額とまでは言えないため、夫の退職金、生命保険の保険金、貯蓄などをうまく活用し、少し長いスパンでの家計設計が重要です。それでも収入が足りないときは自分で稼ぐといった対策が必要になるかもしれません。 いずれにしても、人生100年時代と考えれば、まだまだ人生はこれからです。夫との死別は心の整理も難しいものでしょうが、少し時間がたったら、今後の新しい生き方を考えてみてはいかがでしょうか? 出典 日本年金機構 遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額) 日本年金機構 遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額) 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 執筆者:松尾知真 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部