「そのバスとっとと行けや」だと? バスの走行特性を知って広~い心で接していただきたいもので……
■さらに厄介な違法モペット
さらに違法モペットはもっと厄介だ。課税標識(ナンバー)を付けてヘルメットをかぶっているのであれば原付か自動二輪車として認識できるが、いかにも自転車の様相で時速40くらいで飛ばしていてはもう何が走っているのかわからない。バスに並走できるほどの速度域で走り、バスが減速すると自転車の感覚で左の隙間から抜いていくのは自殺行為でしかない。 それでもバスの運転士は巨大で長い車体を安全に停めながら運行しているのだ。信号一つ逃したところで5分も10分も到着が遅れるものでもない。バスをはじめとする大型車が前にいるときは、乗用車の10倍以上の人の命を預り周囲の交通にも留意しながら安全に輸送しているということを念頭に「大きな器」を見せていただきたい。