1920年代から続くフライバック機能搭載【スイスの名門時計、ロンジン】グリーン、ブラウンの2モデル登場
スイスの老舗時計ブランド“ロンジン”は、フライバック機能を搭載したパイロットウオッチ“ロンジン スピリット フライバック”のゴールドモデルを発表。8月31日より伊勢丹新宿店にて先行発売を開始、9月2日より大丸東京店及びロンジン正規販売店にて販売を開始する。 【画像】マットカラーの文字盤はグリーン、ブラウンの2色展開
フライバック機能はロンジンが1920年代に発明した複雑機構のひとつ。25年にフライバック機能を搭載した最初のモデルを開発したのち、特許を申請。その後、36年に世界初の特許として登録された。従来のクロノグラフ機能では秒針を止めてリセットし、再びスタートさせる必要があったが、フライバック機能ではプッシャーを一度押すと、針が瞬時にゼロ位置に戻り、再び計測を開始する。発明当時、飛行の様々なタイミングで連続的に計測することを可能にしたフライバック機能は革新的な機構とされた。
新作“ロンジン スピリット フライバック”は、マットグリーンの文字盤と18Kイエローゴールドのリューズとプッシャーを合わせたモデルとマットブラウンの文字盤に18Kローズゴールドのリューズとプッシャーを合わせたモデルが登場する。それぞれの文字盤に合わせたセラミック製インサートを配した双方向回転ベゼルには、イエローゴールドまたはローズゴールドのキャップを採用。
文字盤には9時位置にスモールセコンドのサブダイアル、3時位置に30分積算計を配置。ケースカラーと合わせた針とインデックスには蓄光塗料のスーパールミノバを塗布し、高い視認性を確保した。また、風防には両面多層反射防止コーティングを施したドーム型のサファイアクリスタルを採用している。ベルトも文字盤カラーに合わせたグリーンまたはブラウンレザー素材を使用しており、マイクロアジャストメント機能により微調整が可能なほか、インターチェンジャブルシステムにより簡単に脱着ができる。 ムーヴメントにはロンジンが独自開発しているコラムホイールキャリバー L791.4を搭載。温度変化や磁場の影響を受けにくいシリコン製ヒゲゼンマイを使用しており、ISO764規格を大幅に上回る耐磁性を備える。約68時間のパワーリザーブを備え、COSC(スイス公認クロノメーター検定協会)の公式クロノメーター認定を取得している。 シースルー仕様のケースバックからは、ムーヴメントとともに本コレクションのエンブレムである地球が施されたイエローゴールドまたはローズゴールド製のローターを鑑賞できる。販売価格は95万4800円。
文◎Watch LIFE NEWS編集部