「お気持ち、わかります」で取材拒否に…週刊誌記者が教える、信頼される人とされない人の決定的な違い
● 「私が~」は恩着せがましい “やってあげた感”は出さない 人は誰でも自分が主役です。自分を中心に世界が回っているので、「僕が~」「私が~」と話しはじめるのは当たり前。けれども相手に対して何かしてあげたとき、「私がやってあげた感」を強調すると、ものすごく嫌味っぽく聞こえます。 たとえば、「私が紹介したあの人どうだった?」「私がオススメしたお店、美味しかったでしょ?」「やっぱり、私が教えてあげた通りだったじゃない」。そんな風に言われると、恩着せがましくて鼻につきませんか? こんなとき「私」を省いて、「紹介したあの人どうだった?」「この前オススメしたお店、美味しかった?」と言えばまっすぐ伝わります。 109の頃はみんな自己主張が強かったので、「私が~」が口癖の人もそれほど気になりませんでした。ところが記者になって一般社会に出てみると、109時代がいかに自己主張の押し付け合いだったか気がついたのです。もしあなたの職場が自己主張ありきの世界でなければ、「私が~」の使い方に気をつけましょう。
● 断トツに感じが悪い 上司の「ホントにわかってる?」 先輩や上司から言われるとイラッとくる言葉はたくさんありますが、断トツに感じが悪いのは「ホントにわかってる?」「意味わかってる?」です。どちらも、「わかってないでしょ?」という意味の裏返しですから、相手をバカにしているようにしか聞こえません。言われたほうは、自分の無知を責められているような気分になりますよね。 私も、上司から「ホントにわかってる?」と聞かれて、しばらく落ち込んだことがありました。その気持ちがわかるので、自分が後輩を指導する立場になってからは、絶対に言わないように気をつけています。 本当にわかったかどうか心配なときは、「何かわからないところはなかった?」「言葉足らずだったかもしれないけど、意味わかってもらえたかな?」という言い方であれば、イラッとさせません。なぜなら、「自分の説明も至らないところがあったかも……」という謙虚なニュアンスを感じられるからです。