“医療脱毛”ってどのくらい痛いの? 施術法による違いや痛みを抑えるコツを専門医が解説
医療脱毛をやってみたいけど、痛みに対する不安を抱えている人もいるでしょう。痛みの感じ方は人それぞれのため、痛みの度合いは一概にはいえませんが、全く痛みがないということはありません。では、脱毛時にはどのような痛みがあるものなのか。痛みを感じやすい部位や痛みを感じにくくする方法などについて、共立美容外科の遠山貴之さんに聞きました。 【写真】「肌ピカピカ!」50代に見えない飯島直子のすっぴん&手作り朝ごはん ◆ゴムでパチンと弾かれたような痛み…痛みが強い部位は? 脱毛の痛みの度合いは、施術方法や部位によって変わります。エステサロンでは「光脱毛」という施術で、比較的に痛みが少なく、ほとんどの方にとって耐えられない痛みではありません。医療脱毛は主に「レーザー脱毛」で、光脱毛よりも照射力が強く痛みも強い傾向にあります。また「ニードル脱毛」という施術法もあり、これは毛穴に直接電流を流すため、他の2つよりも痛みが強いです。 脱毛の痛みは、「ゴムで弾かれたような痛み」と言われることが多いです。脱毛の照射は1つの部位に対して、一度で一気に行うわけではありません。例えばワキ脱毛の場合は、1回の施術で5~10回程度の照射が行われます。1回1回の照射は一瞬で、何度も照射しながら部位全体の施術を行うため、パチンパチンと痛みが続きます。 ワキやVIO、ヒゲの脱毛は、一般的に痛みが強いと言われています。「毛が太く濃い」「神経や血管が集中している」「皮膚が薄くデリケート」といった点が、痛みを強く感じる理由として挙げられます。光脱毛やレーザー脱毛はメラニン色素に反応して毛根に熱を与えるため、毛が太く濃い部位はメラニン色素により反応しやすく、他の部位より痛みを強く感じます。また、ワキやVIOは神経や血管が集中し、皮膚もデリケートなので、照射の熱を感じやすいです。 「共立美容外科では施術前に必ず個別でカウンセリングを行います。その際に、痛みが心配な方などへの声掛けを行っており、希望の方には麻酔やお冷やしをご準備することが可能です」(共立美容外科 遠山貴之さん) 痛みの感じ方には個人差があります。施術後は照射によって肌が熱を持っているので、ヒリヒリと痛みを感じる場合は冷水や保冷剤で肌を冷やしてください。基本的には一時的な痛みなので、翌日には痛みが治まることが多いです。脱毛回数を重ねると徐々に毛は細く、毛量も少なくなり、照射時に反応するメラニン色素も減るので、痛みも軽減されます。