24日の県議会予算特別委員会で、富山地方鉄道の再構築への関与を問われた新田知事は、「まずは沿線地域での議論の深まりが必要」との考えをあらためて示しました。 予算特別委員会で、富山地方鉄道の再構築への関与を問われた新田知事は、「再構築を考える上では利用者の増加に結びつく、地域のマイレール意識が欠かせない」とし、JR城端線・氷見線の沿線4市では、地域の関係者が主体的に路線の活性化に取り組んだことを紹介しました。 その上で、「県東部の沿線地域でも富山地鉄の活性化を自分事として議論する場を設けてもらう必要がある。その際には城端線・氷見線の再構築計画認定の経験を踏まえて、助言したい」と述べ、まずは、沿線自治体での議論の深まりを求めました。 その「あいの風とやま鉄道」に移管される城端線・氷見線について、県は、24日の予算特別委員会で今年度、交通系ICカードの改札機を発注し、来年度中に設置とシステム改修を行い、各駅で同時にサービスを開始することを明らかにしました。 また、新たに導入される車両の基本仕様を年内に決定し、2028年度までの導入を目指すとしています。