「旬が終わったら捨てられる」と思っていたーー上京から6年、あいみょんの変化
青春時代の自分に「やれたよ」と言いにいく
「人とのコミュニケーションは昔から大好き。やっぱり、大家族で育ったからなのかなって。聖徳太子じゃないと聞き取れないくらい、ずっといろんな会話が家族の中で飛びかってて、私3秒間黙ってられないんですよ。だからこそ、ファンのみんなとライブで話すのも大好きですね。世の中がこういう状況になって、ライブをしないアーティストさんもいますけど、やっぱり私はライブがしたい。ライブアーティストでいたい」 11月、あいみょんは地元・西宮市の阪神甲子園球場で弾き語りライブを開催する。地元への「凱旋公演」だ。 「成人式の後に甲子園球場の近くのカフェで打ち上げをしたんですけど、中学の時の先生に『なんや、おまえ音楽とかできたんか』みたいなことを言われて、めっちゃむかついたんですよ。むかつき過ぎて、その時の集合写真に写らなかったんです。音楽に関して言うと、西宮にはそういう悔しい気持ちしか置いてきてない。だから、『見やがれ』っていう気持ちもあります。今度のライブは自分を褒めてあげる日にしたいんですよね。シンガー・ソングライターに憧れた青春時代の自分に会いにいくような、『やれたよ』って言いにいくような、そんな日になればいいなって」 あいみょん 1995年生まれ。2016年にシングル「生きていたんだよな」でメジャーデビュー。最新アルバム『瞳へ落ちるよレコード』が発売中。11月5日、阪神甲子園球場での弾き語りライブ『AIMYON 弾き語りLIVE 2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場』を開催する。 hair & make:菅谷征起(GÁRA) stylist:服部昌孝