写真：AKIBA PC Hotline!

　コードネーム「Arrow Lake-S」で呼ばれるインテルのデスクトップPC向け最新CPU「Intel Core Ultra 200S」シリーズが登場。 【画像】Core Ultra 9 285K 　ラインナップは「Core Ultra 9 285K」「Core Ultra 7 265K」「Core Ultra 7 265KF」「Core Ultra 5 245K」「Core Ultra 5 245KF」の計5モデルで、価格は56,800～115,800円。各モデルともCPUクーラーは別売り。 　発売にあわせて、秋葉原地区ではパソコン工房 秋葉原パーツ館が、25日（金）0:00から「深夜お渡し会」を実施。大半のショップは25日（金）開店時から販売予定。なお、Core Ultra 9 285KとCore Ultra 5 245KFは流通量が非常に少なく、特にCore Ultra 9 285Kは事前予約で売り切れというショップが多い。 ■ NPUを搭載したインテルのデスクトップ向けCPU、LGA1851 　Intel Core Ultra プロセッサー 200Sシリーズは、LGA1851（FCLGA1851）をサポートしたデスクトップ向けCPU。インテルのデスクトップCPUとして初めてNPUを搭載したモデルで、同社は初のエンスージアスト（上級者）向けデスクトップAI PCの先駆けとなると謳っている。 　同シリーズは、日常的なアプリケーションの利用時でデバイス・パッケージでの消費電力を最大58%削減し、ゲーム時にはシステムの消費電力を最大165W削減するとしている。また、前世代製品と比較してシングルスレッド性能で最大6%高速になったとし、マルチスレッド性能で最大14%の高速化を達成したとしている。 　プラットフォームとして最大36TOPSを実現するとも謳っている。「エンスージアスト向けの完全なソリューション」といい、AI、コンテンツ制作で優れた性能を発揮するとし、主要な競合プロセッサーと比較して、ゲームにおいて最大28%の性能向上を実現するとしている。 　「オーバークロックの大幅な改善」について紹介している。P-coresとE-coresのターボ周波数を16.6MHz単位で制御できる新しいオーバークロック機能を備えるとしている。また、新しいメモリ・コントローラーは、XMPおよびCUDIMM DDR5メモリーをサポートし、合計最大192GBまで対応するとしている。 　CPU向けのPCIe 5.0を20レーン、PCIe 4.0を4レーン、それぞれサポートするとし、統合型のThunderbolt 4を2ポート、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3をサポートするとしている。また、同シリーズに採用される新しいインテル 800シリーズ・チップセットは、PCIe 4.0を最大24レーン、SATA 3.0を最大8ポート、USB 3.2を最大10ポート、サポートするとしている。最新の「Intel Z890」チップセットを搭載したマザーボードは各社から多数登場している。 　セキュリティーにも言及している。インテル シリコン・セキュリティー・エンジンは、要求度の高いAIワークロード下でも高いパフォーマンスを維持しながら、データの機密性とコードの整合性を保持するとしている。 　各モデルの仕様は以下の通り。 [取材協力:ツクモパソコン本店とTSUKUMO eX.とパソコン工房 秋葉原パーツ館とパソコンショップ アークとドスパラ秋葉原本店とソフマップAKIBA パソコン・デジタル館とオリオスペック]