「大谷翔平が6月にホームラン12本でも何の驚きもない」と米誌…というのも、過去の6月がすごすぎて
◇30日(日本時間1日)MLB ジャイアンツ10―4ドジャース(サンフランシスコ) ドジャースの大谷翔平選手(29)は敵地のジャイアンツ戦で5打数無安打、3三振。試合も敗れ、ドジャースは3連戦を1勝2敗として5シリーズぶりで負け越した。 これで6月をリーグ単独トップの12本塁打、同トップタイの24打点で終了。米誌スポーティングニュースは同日、「大谷翔平、またもパワー全開の6月を締めくくる」のタイトルで特集し、6月の成績を「何の驚きもない」と報じた。 「ムーキー・ベッツの離脱で1番打者に座ってからは、さらにインパクトを増している。1番での58打席はISO・545、wRC+269だ。だが、現実はどういうわけか6月の大谷に関しては何の驚きもない。過去の通算でも6月はwRC+215、ISO・426、四球率17%超を考えれば、『ほぼ普通』の成績だからだ」 「ISO」は長打率から単打を除いて計算する長打力の指標で、wRC+は「リーグ平均を100で換算した得点創出力」。 実際、大谷はこれで3度目の月間2桁アーチはいずれも6月で、21年は13本、23年は自己最多の15本をマークしている。これまで20試合以上に先発したのはのべ26カ月(3/4月と9/10月は合わせて1カ月で換算)あるが、他は19年6月、21年7月、23年7月と3度マークした月間9本が最多だ。 また、これで6月の通算55本塁打も自己最多で、これに続く5月の34本、7月の31本に大きく水を開けている。同誌によれば、6月の通算ISO・433も断トツのトップで、これに次ぐのは7月の・289。これに呼応し、OPSも6月の通算1・186が自己ベストで、同2位は3/4月の・929となっている。 昨年7月以来となる5度目の月間MVPがなるか、注目だ。
中日スポーツ