モデル・会社経営者の岩井ヨシエさん(62歳)、若く見られることより大切に考えている「人として成熟していくこと」
トップモデルとしての経験やパリ留学、そして本業はアパレル業界のコンサルティングという、モデルで会社経営者の岩井ヨシエさん(62歳)。岩井さんに、筋金入りのおしゃれプロならではの“大人が素敵に見えるコツ”を直撃。発売中の大人女性に向けたムックシリーズ『reShine冬号』に掲載している山本さんのインタビューから一部抜粋して紹介する。 【写真】モデル・会社経営者の岩井ヨシエ(62歳)さんの着こなし術
パリで学んだ素敵な大人の磨き方
パリの女性達から多くの影響を受けたという岩井さん。 「日本では、体形が崩れて肌の老化が目立つようになると“おばさん”と言われますが、フランスでは“マダム”と声をかけられます。 街を歩いていて普通に知らない人に洋服や口紅の色を褒められたり、すれ違い際に『マダム、あなたは美しいですね』と言われたり、それはパリでは珍しいことではありません。“常に人に見られている”という緊張感がパリの女性の美しさの秘訣かもしれませんね。 そんなパリの女性たちの影響もあり、私は若く見られたいという気持ちがそう強くないんです。それよりも人として成熟していくことを大切に考えています」
今っぽさは自信をつけてくれるツール
「私は着るものを年齢で決めていません。それは、もうやめちゃいましょ。フランスでブランドもターゲット層なんて決めないんです。うちのブランドに共感してくれる人がお客さんという考え。おしゃれは人からどう見られているか、ではなく自分らしいかどうか。私はおしゃれを楽しむ人でいたいと思っています。 トレンドなんて関係ないとキッパリ言うのもカッコイイけど、加減して取り入れればそれは粋だし、自分にとっての“今の気分”を楽しむことだと思っています。 だって、今っぽいって自分に自信もつくでしょう? デジタルの話題についていくのと同じじゃないかな」
岩井さんに学ぶ“大人が素敵に見えるコツ”
◆着こなしがこなれる「軽やかさ」 ボリュームコートは羽織るスタイルで軽やかに。背が低い人にもオススメのテクニック。トレンドのシルバーラメは落ち着いた印象で大人にオススメ。派手すぎると感じる人は、バッグや靴で取り入れても。 ◆顔まわりに明るい色「華やぎ」 大好きな楽ちんスタイルは、明るい色で華やぎ投入。おすすめはミントカラーだそう。ミントはグレー系にも合わせやすく、顔もシャープに見せてくれてオススメ。 ◆トレンドに年齢は関係ない!「今っぽさ」 着る物を年齢で決めない。“今っぽさ”を味方につければ、新鮮な自分に更新できるとのこと。 ◆岩井ヨシエ モデル、会社経営者。62歳。夫の介護を経て57才でモデル復帰。アパレル関連のコンサルティングも行う会社経営者でもある。Voicyパーソナリティー「ヨシエのホイッスル!」。YouTube「Chance 2 +2(シャンスドゥドゥ)」。 撮影/沼尾翔平 スタイリング協力/為井まや ヘアメイク/清水ヤヨエ 構成・文/加治かおる 『reShine冬号』では、飯島直子さんが表紙を務め、映える&効きめがある&気分が上がるおしゃれ・美容・趣味・暮らしの実例やヒントを紹介。林真理子さんのエッセイの他、特集記事「美しい人のマイルール」では、黒田知永子さん、松本孝美さん、岩井ヨシエさんほか、大人世代の人気モデルたちが、今の年齢だから楽しめるおしゃれのヒントを紹介している。 ※『ReShine』2024年冬号
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