【ミナ ペルホネン×ぺぱぷんたす】布バッグや41柄の紙のテキスタイル本など、全6品が特別ボックスに!
こんにちは。『ぺぱぷんたす』という耳慣れない名前の本を作っている、編集長の笠井です。『ぺぱぷんたす』は、紙をとことん体験する本です。 【写真29枚】目を奪われるかわいさ!バッグや紙の服などが入った『paperperbox』(ぺぱぺるぼっくす)の中身を写真で!韓国での展覧会の様子も この連載「ぺぱぷんたすの作り方」では、この本を作るために集ってくれているたくさんの「プロ」たちの仕事、そして私たちがこの本に込めている思いなどを、ご紹介していきます。「紙ってすごい!」を一緒に感じてもらえたらうれしいです。
韓国で開催中!「ミナ ペルホネン」の展覧会が大充実
ようやく秋らしくなってきましたね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか? 今日は、夢あふれるデザインで多くの人に愛されているブランド、『ミナ ペルホネン』とぺぱぷんたすの話をしたいと思います。 現在、ミナ ペルホネンの展覧会が、韓国のソウル、ザハ・ハディド建築で知られる東大門デザインプラザ(DDP)で開催されています。 ぺぱぷんたすがミナ ペルホネンとコラボレーションして作った『paperperbox』(ぺぱぺるぼっくす)が海を超えて展示されるということで、いや、それ以上に、「いち早く見たい!」という気持ちでレセプションに駆けつけたのが9月初旬。まだその余韻に浸っています。 東京で見た『ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく』展にも心を強く動かされましたが、韓国でのこの展覧会は、おなじ「つづく」をベースにした最後の展覧会でありながら、ミナ ペルホネンの新たな「はじまり」のような、そんな印象を受けました。 韓国のドラマでもよく使われている東大門DDPは、未来的な流線型で、巨大な宇宙船のような建築。展覧会場にも真っ直ぐな壁はなく、広い空間に垂直の壁を立てて11の部屋が作られ、作品が展示されています。 展覧会場の天井が吹き抜けになっているので、開放感があるのですが、ひとつひとつ趣の違う部屋へと足を進めるにつれ、迷路、あるいは森の中を歩くような、不思議な感覚に。
テキスタイルを活かした、宝箱のようなボックスが誕生
ここで少し『paperperbox』(ぺぱぺるぼっくす)のご紹介を。ミナ ペルホネンとぺぱぷんたすがはじめてコラボしたのは、『ぺぱぷんたす003』の「きらきらスコープ」という、鏡の紙で作るスコープの遊び。 ミナ ペルホネンのテキスタイルがプリントされたページをスコープでのぞくと、まるで万華鏡のように不思議な世界が目の前に広がるというもの。 このコラボレーションから5年、宝箱のようなボックスに、皆川明さん描き下ろしのバッグと紙遊びの可能性が詰まった、夢のような『paperperbox』が誕生しました。 「oasis」柄に金の箔のロゴがさりげなく光るボックス。蓋の裏側は「surplus」柄。 切り取られた後の「余り」の紙で作られている「surplus」。つねに新しい視点を持ち、身の回りのものに美を見出すミナ ペルホネン。そのモノづくりへの真摯な姿を表現しているようなこの柄がここにある。それがとても嬉しいです。 ♦️気になる中身は…? 箱の中に詰まっている中身をご紹介。まずはこちら! ・「paperzoo bag」 (ぺぱずーばっぐ) 皆川明さん描き下ろしの絵に、田中景子さんによるPAPERPUNTASロゴのちぎり絵が織られたジャガードのハンドル。それだけでも特別なのに、さらに「めのフロッキーシール」がおまけでついています。 最初は、ひとりの子(?)にだけ銀の刺繍でほどこされた、印象的な「目」がついていますが、ほかの子にはありません。フロッキーシールから好きな目を選んでつけることで、新たなpaperzooが誕生! 「世界にひとつだけ」のオリジナルが作れる、とびきりユニークなバッグです。 裏返してコンパクトにした時のシルバーのロゴと目のプリントもかわいい。細部までこだわり抜いて作られていて、さすがミナ ペルホネンと唸ってしまいます。 ・「garabon」(がらぼん) ミナ ペルホネンのテキスタイル41柄を色々な紙で表現。1冊の本に綴じました。1枚ずつピリピリ取り外せるので、工作したり、飾ったり、アイディア次第で楽しみ方はどこまででも広がります。中には「遊びのデザイン」をテーマに活躍するグラフィックユニットCOCHAE(コチャエ)さんとコラボレーションした、ちょうちょの折り紙(5種)や、紙のお人形「winger」も! ・「かみのふく tambourine」(タンバリン) 特大ポスターサイズの紙(2枚)に、みんなが大好きな「tambourine」柄がプリントされています。破れにくい紙を使っているので、くしゃくしゃして着たり、パリッと着たり、色々な着こなしを楽しめます。 ・「きらきらスコープ」 キラキラ光る鏡のような紙で作る「きらきらスコープ」は、まるまるスコープとカクカクスコープの2種。garabonの模様をのぞいたり、身の回りの世界をこのスコープで見てみましょう。世界が違って見えるかも! ・「garapita」(がらぴた) ミナ ペルホネンの柄で作られた特製シール。きらきらスコープをシールで飾るのもいいですね。 ・「paperperbook」(ぺぱぺるぶっく) 写真家・横浪修さん撮影によるアイディアブック。写真集のように眺めるだけで心が和みます。 少しの紹介、のつもりが……なんて盛りだくさんなんでしょう! さらに付け加えると、ミナ ペルホネンとCOCHAEは、発売になったばかりの『ぺぱぷんたす007』でもコラボレーションしています。 山から里に降りてきたくまたち、「alive」という柄の中から、セバスチャンとマチルダが折り紙になって登場!(どの子かわかりますか?) ポンチョやパンツで着せ替え、そして、テーブルと椅子もあるのでごっこ遊びまで楽しめます。 突然ですが、このセバスチャン&マチルダ、実は私たちと一緒に韓国を旅しました!(折り上がった瞬間に、自分でも驚くほどの愛着が湧いてきます笑) ぜひ、皆さんも折って、遊んでくださいね。