【ミナ ペルホネン×ぺぱぷんたす】布バッグや41柄の紙のテキスタイル本など、全6品が特別ボックスに!
展覧会の見どころはまだまだたくさん
さて、話をミナ ペルホネンの展覧会に戻しましょう。 今回の展覧会は、ミナ ペルホネンの思想や軌跡をじっくりとたっぷりと、様々な角度から辿れるだけでなく、皆川明さんがライブペインティングされた絵や、韓国のアーティストとのコラボレーションなど、新たな土地でのクリエイションを見ることができるのも大きな魅力だと思います。 韓国の作家さんとのコラボレーションが展示されていた「水」の部屋。 ムン・スンジさんとのコラボである、「Nest」のラウンジチェアと「Bird」のモービルは、金属板とミナペルホネンのファブリックの革新的な組み合わせ。 コラボレーションによって、冷たく無機質なはずの金属板が、やわらかな表情を纏い、クールなのに優しい、独特の世界観を生み出していました。 そのほかにも、チェ・ドクジュさんとのコラボである、韓国の伝統的なカラムシでタンバリンを表現したタペストリーは影までもが美しく、空間デザイナーのイム・テヒさんとコラボした韓紙(かんし)を使いやわらかな光を内包した伝統家具は、モダンなのに懐かしく……。 ミナ ペルホネンのテキスタイルのもつ普遍性を改めて感じるとともに、無限に膨らむ新しい可能性に胸が躍りました。 この展覧会は、2月6日までと長く開催されているので、韓国へ行かれる方に全力でお勧めします。行かれた際には、海を超えた『paperperbox』もぜひご覧くださいね。
【展覧会情報】
「minä perhonen design journey: the circle of memory」 ・東大門デザインプラザ DDP 展示 1館 (B2F) ・2024年9月12日(木)~2025年2月6日(木) ・10:00~20:00 (最終入場 19:00)
【商品情報】
『paperperbox』(1万7,600円・税込/小学館) 著者・監修:minä perhonen 著者・編集:ぺぱぷんたす編集部、天田泉 デザイン:脇田あすか、山口日和 写真:横浪修 『ぺぱぷんたす007』(2,300円・税込/小学館) アートディレクション:祖父江慎 参加アーティスト:100%ORANGE、谷川俊太郎、ザ・キャビンカンパニー、片山健+祖父江慎、ミナ ペルホネン+COCHAE、中村至男、高田唯、junaida、佐藤良明+藤岡拓太郎、tupera tupera、よシまるシン
笠井直子