他国への依存など防衛産業の在り方、議論必要=石破首相
[東京 10日 ロイター] - 石破茂首相は10日の衆院予算委員会で、内外技術格差が懸念される日本の防衛産業の在り方について党や国会で議論が必要と述べた。中谷真一委員(自民)への答弁。 首相は「子供のころに名前を聞いた(国内)兵器メーカーはほとんどなくなり」既存の国内防衛産業は「自衛隊と海上保安庁など決まった顧客に対していくつかのメーカーがすみ分けを行っている」と指摘。「統合に統合を重ね最先端技術で競う海外兵器専業メーカーとの彼我の(技術の)差はさらに拡大していく」と懸念を示した。 「他国に防衛装備を依存して大丈夫なのか」について「感情的でない議論が必要」と語った。