新潟対川崎F　試合に敗れ、肩を落とす川崎Fイレブン（撮影・大島享也）

＜YBCルヴァン杯：新潟4－1川崎F＞◇準決勝第1戦◇9日◇デンカS 　川崎フロンターレが、敵地でアルビレックス新潟に1－4で完敗した。 【トーナメント表】YBCルヴァン杯決勝トーナメント 　攻撃では川崎Fらしくないミスが頻発し、守備ではゴール前の粘り強さがまるでなく、あっさりと失点を重ねた。鬼木達監督（50）は「非常に悔しい敗戦になったと思ってます」と肩を落とした。球際の弱さや判断ミス、連続失点などを挙げて「自分たちでコントロールできる範囲のところでそれができなかった。結果的に大きな敗戦になったという風に思ってます」と反省した。 　9月27日のリーグ戦で5－1で勝利した相手にたたきのめされた。前半はボールを握る展開も、同25分に先制点を許すと同45分にも失点を重ねて2点ビハインドでハーフタイムを迎えた。 　反撃に出たい川崎Fは、後半開始と同時にFW山田新（24）とMF家長昭博（38）を2枚同時投入。しかし後半開始早々の2失点でリードを4点に広げられた。 　同26分に左CKからMF瀬川祐輔（30）が押し込んで1点返したが、最後まで追加点は奪えなかった。それでも鬼木監督は「最後1点返したのは、本当にこれはホーム等々力に帰るにあたって非常に重要でした」と評価。13日にホームU等々力で行われる第2戦では3点差以上の勝利が必要となったが「自分たちも本当にやり返すつもりで次は戦いたい」と逆転での準決勝突破に意欲を示した。