リヴァプールでもプレイした大型FWが今は“仏4部”に 40歳まで戦い続けたい男の思い「プロでなくとも、趣味で続けていただろう」
2戦4ゴールと仏4部で活躍中
かつてニューカッスルやリヴァプールで活躍した大型ストライカーは現在どこへ。 今夏にフランスのボルドーと契約を結んだのは、35歳を迎えた193cmのFWアンディ・キャロルだ。キャロルはイングランド国内でキャリアを重ねてきた選手だが、昨年にレディングを離れてフランスのアミアンと契約。 [動画]ボルドーでもキャロルのヘディングが炸裂 その契約は1年で満了となり、今夏には同じフランスのボルドーへと移籍した。ただ、ボルドーは今夏に破産申請したクラブだ。リーグ・アンで戦っていた姿は過去のもので、現在はフランス4部リーグでの戦いを強いられている。 そこに向かったキャロルの判断は少々驚きではあるが、キャロルにはとにかくサッカーを続けたいとの思いがある。英『BBC』によると、キャロルは40歳までやめるつもりはないのだという。かつてのようにトップリーグでプレイするのは難しくなったかもしれないが、キャロルは自身を必要としてくれるクラブでプレイを続ける考えなのだ。 「最近、なぜ家族と離れてまでフランスでプレイを続けるのかと聞いてくる人がいるんだ。僕はただここで楽しくやっているだけなんだけどね。このクラブでの目標は連続して昇格を決め、クラブの歴史に名を刻むことだ。これは大きなチャンスだよ」 「もしプロのサッカー選手でなくなったとしても、趣味としてプレイを続けていただろうね。だからこの年齢でプロとして楽しくプレイできているのは幸運なことだよ。かつては、トップクラブで週給10万ポンドをもらっていたこともある。ここではその水準には程遠いけど、毎日楽しくやれている。全く違う生き方だけど、素晴らしい。僕が望んでいたものであり、人生に必要なものだ」 35歳とベテランにはなったが、フランス4部においては規格外の選手だ。ここまでリーグ戦2試合に出場して4ゴールと暴れており、早くもボルドーのエースになっている。
構成/ザ・ワールド編集部