注目のドイツ発トラベルケース「Floyd」! 香港・中国・台湾を旅して分かった見た目だけじゃない人気の秘密
■【Floyd in台湾】特有の歩道だけでなくアクティビティにも◎
そして、台湾です。 台湾の都市部の建物の多くに「亭仔脚」というものがあります。建物の1階前面に外接して張り出した部分のことで、この平面部分が建物と歩道とを併用するケースもあります。 このため、トラベルケースを引いて歩く場合、建物ごとに異なる段差を何度も乗り降りしなければいけない場合があります。 一般的なトラベルケースでは、これが結構な苦痛ですが、この点もまたFloydの走破性とキャリーバーやハンドルの持ちやすさで通常の数倍は楽に移動することができました。 また、台湾は実はアクティビティにも富んだ国。今回はトライしませんでしたが、ダイビングやシュノーケリングといったビーチアクティビティ、中央山脈などでのトレッキングなども楽しめます。こういった場面ではFloydのポテンシャルをさらに強く発揮するようにも感じました。
■Floydの優位性は、大きめのモデルのほうが強く感じられるかも?
ここまでの通り、想像以上にFloydの実用性を強く感じる香港・中国・台湾の旅行でした。 スケートボードを模したウィールやビビッドなカラーリングなどによって、他ブランドにない「遊び心」のほうに注目されがちなFloydですが、その実用性はかなり優れており、少なくとも筆者の経験では「現状では、これ以上計算されたトラベルケースはないのではないか」と思うほどでした。 また、今回は機内持ち込みサイズの「Floyd Cabin」での旅行でしたが、Floydのポテンシャルは、さらに大きく重量のあるサイズのほうがより強く感じるようにも思いました。「Floyd Cabin」の他に、61リットルモデルの「Floyd Check-In」、95リットルモデルの「Floyd Trunk」があります。次の旅行では「Check-In」「Trunk」のどちらかが欲しいとも思いました。 Floydを使った初めての旅行だったからなのか、それともその特長がそう思わせるのか、Floydに対し「旅行の相棒」としてかなりの愛着がわいたのも事実。 現時点では公式ショップなどはないものの、百貨店などでポップアップショップを展開しているので一度手に取ってみてください。これまでのトラベルケースとの違いに驚くはずです。
<取材・文=松田義人(deco)>