注目のドイツ発トラベルケース「Floyd」! 香港・中国・台湾を旅して分かった見た目だけじゃない人気の秘密
ファッション業界関係者、アクティブな旅好きの間で上陸前から話題になっていたドイツ発のトラベルケース「Floyd」。2019年誕生と歴史は若い一方、Floydを立ち上げたドイツ人は20年以上ラゲッジ製造の専門知識の経験を持ち、満を持してこのトラベルケースに全ての想いを込めました。 【アイテム画像を詳しく見る】 これまでのトラベルケースにはないビビッドなカラーリングにまず目を奪われますが、その足回りは8輪で、スケートボードのウィールにもよく似たものです。 これは1970年代のカリフォルニア・ベニスビーチで発祥したスケートボードなどのアクティビティカルチャーにインスパイアされたものだと言い、この遊び心もまた従来のトラベルケースにはまず見られなかったものです。 日本上陸後、各地のデパートなどでのポップアップショップでの販売も好調とのことですが、その独創性に心を奪われる一方、実際の使い勝手はどうなのでしょうか。大切な旅行の相棒にもなるトラベルケースですので、同時に実用性も満たしてくれていなければいけません。 今回は、機内持ち込みサイズの「Floyd Cabin」を相棒に、香港・中国・台湾を実際に巡り、その実用性も含めてレビューすることにしました。
■「Floyd Cabin」があれば手ぶらでも旅できる細部の充実ぶり
まずは旅行のレポートの前に、Floydの細部をチェックしてみましょう。 冒頭でも触れたFloydの8輪のウィールは直径55mm。しかし、現行のスケートボード用ウィールよりも細めで、これもまた往年のベニスビーチのシーンを彷彿とさせます。また、このウィールは別途取り替えることもでき、なんと専用レンチも付いてきます。 普通の旅行ではそう簡単にウィールが緩んだりしないはずですが、このこだわりからも、よりアクティブにトラベルケースを扱って欲しいというブランドのこだわりを感じます。 また、ケースの内装はビビッドなオレンジのナイロン仕様で、ケース全体を締める際、両蓋の荷物がはみ出さないよう双方をファスナーで閉められる仕組み。海外旅行でのパスポート、エアチケットなどの細やかなものはポケットにしまっておけば良く、「Floyd Cabin」ひとつあれば手ぶらで巡ることができる寸法です。