夫「今日のご飯、なんか手抜きだね」熱で寝込んだ妻にご飯を作らせる夫の“呆れた価値観”
こんにちは。人生や恋愛を上手くいかせたい女性のために本質思考をアドバイスする、リアライフカウンセラーの藤本シゲユキです。 夫婦の間でよく起きる問題の一つが「ご飯」。どういうことが問題になるかと言うと、ご飯を作るのは妻である女性の役目であり、体調不良時にも容赦なく作らされるという問題です。 【まじか…驚愕の体験談】41℃の熱を出した妻に、夫が買って来たのはまさかの「ピザ」!? “使えない夫”たちのドン引き行動 これは実際に起こった出来事なのですが、とある女性が熱を出して寝込んでいたそうです。夫である男性にも具合が悪いことを伝えると、「いいよ。寝てな」と言われたので、その言葉に甘えて彼女は布団にもぐり込んでいたんですね。そして、いつもの晩ご飯の時間近くになったとき、1階から「ご飯だよー」と夫の声がしたそうです。 彼女は「私のためにご飯を作ってくれたんだ」と感激し、熱でフラフラになりながら階段を降り、リビングにたどり着いたんだとか。 しかし、テーブルの上を見ても料理はない。台所を見ても料理を作った形跡もない。 すると、夫である男性はこう言ったそうです。「ご飯を作る時間だよ」と。 軽いホラーみたいな話なのですが、こういったことは枚挙にいとまがないようです。風邪をひいて具合が悪くても、どんなに体調が悪くても、料理を作るのは妻の役目。 「今日はしんどくてご飯が作れない」と言おうものなら、不機嫌になられたり文句を言われたりする。そんな風になるのが嫌だから、身体にムチを打ってご飯を作る女性も多いそうなんですよ。 でも、しんどいからいつものようには作れないし、どうしても料理が簡単なものになってしまう。「でも、体調不良の中ご飯を作ったのだから、さすがにこれで大丈夫だろう」と思って身体を休めていると、それでも文句を言われるんですよ。 夫が不服そうな顔をして、「今日はなんか手抜きだね」と。体調不良の度にこういった出来事が何度も続くものだから、夫に対する愛情がどんどん冷めていくというわけです。
数年前に論争となった「冷凍餃子は手抜きなのか?」問題
なぜこのような問題が起こるのかと言うと、次のような男尊女卑思考が根底にあります。 「料理は女がするもの」 「家事は男の仕事じゃない」 「家庭は女が守るもの」 などなど。 男女同権となった今の時代、このような価値観をいまだに持っている男性はドン引きされて当然です。 しかし、まだこのような昭和的価値観を持っている人間が一定数存在するのは、紛れもない事実なんですよね。男尊女卑思考の男性は、必ずと言っていいほど家事全般を軽んじています。 それを物語っているのが、数年前に論争となった「冷凍餃子は手抜きなのか?」問題。これは、とある専業主婦の女性がその日はしんどかったため、晩ご飯に冷凍餃子を出したところ夫に「手抜きだ」と指摘された件をSNSに投稿したことから、論争が勃発しました。 この論争は情報番組にも取り沙汰されており、街ゆく男性たちに、TVクルーが「冷凍餃子は手抜きだと思いますか?」とインタビューしているのを、僕も目にしました。 驚いたのが、インタビューされた半数以上の男性が「手抜きだ」と答えたところ。手抜きだと答えた男性たちは、「いやあそれはダメでしょ」「冷凍のおかずが晩ご飯なんてありえない」といように、全否定していたんですよね。その様子を画面越しに見ながら、「夫婦関係、上手くいってないんだろうな」と思っていました。 「なんでお前にそんなことがわかるんだよ!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。でも、冷凍のおかずが晩ご飯に出てきて文句を言ってる時点で、奥さんに対して感謝してないじゃないですか。 そもそも晩ご飯が出てくるだけでもありがたいことなのです。 そして、女性が料理を作らないといけないなんて法律もルールも常識もないし、たまたま作れるのが女の人の方が多かったというだけの話なのです。 そして、手抜きだと答えた男性のほとんどは、まともに料理ができないのだと推測します。なぜなら、多少料理ができる人であれば、一から餃子を作る面倒くささを知っていますし、冷凍餃子を焼くのもそれなりの手間がかかることを知っているからです。 今の時代、料理を作ったことがない人でも簡単に作れるレシピなんてたくさんすぎるほどあるわけですから、今や料理ができないって言い訳にしか過ぎないんですよね。 作りたい料理名で検索したらクックパッドでいくらでも出てきます。それにYouTubeを見ていたら、誰でも簡単に美味しい料理が作れる方法を教えてくれる人たちがいるわけです。