【注目2歳馬】Twirling Candy産駒エコロジークが5馬身差の完勝 勝ち時計1:08.9は新潟芝1200mの新馬戦レコードを更新
森秀行厩舎は夏の新潟新馬5戦5勝
先週末の新潟競馬場は重賞レースが組まれていなかったが、17日(土)にはC.ルメール騎手が騎乗機会6連勝を含む1日7勝の大活躍。その一端を担った芝1200mの新馬戦は、Twirling Candy産駒エコロジークが後続に5馬身差をつける完勝。管理する森秀行厩舎は今夏の新潟開催における新馬戦で5戦5勝となった。 【キーンランドカップ2024 推奨馬】スプリントは勝率50%で実力メンバーNo.1! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) エコロジークはこれまでに勝利した4頭と同じOBSマーチセールにて、25万ドルで落札された外国産馬。父は現役時代ダート7FのGⅠ・マリブS、芝9FのGⅡ・デルマーダービーなどを勝利しており、種牡馬としても2021年のプリークネスS優勝馬Rombauerなどを送り出している。 このレースに向けた最終追い切りは、栗東の坂路で4F52.9-37.7-24.5-12.2をマーク。パドックでも480kgの馬体に重め感はなく、外目をきびきびと周回するなど目立っていたこともあって単勝1.4倍の支持を集めた。 スタートは五分も楽にレースの主導権を奪い、前半600m通過は34.3(12.3-10.8-11.2)。勝負所で外からオカゲサンが並びかけていき直線に向くも、ルメール騎手の手応えは抜群。後続との差を引き離した。 最後まで手綱はほぼ持ったまま、残り100m地点では後ろを振り返る余裕もあり、スピードの違いをみせつけるレース内容だった。 勝ちタイムは1:08.9。2002年にタガノラフレシアがマリーゴールド賞で記録した新潟芝1200mの2歳レコード1:08.7とは0.2秒差で、全体でも3番目の好タイム。そして2001年にハセノコンコルドが記録した1:09.1を上回り、同コースの新馬戦レコード更新となった。 ほぼ馬なりのままで好タイムを叩き出せるということからも、かなりのスピード能力を秘めている。1400mへの距離延長にも対応はできそうだが、将来的にはスプリンターとして大きな舞台を狙うような活躍を期待したい。