これでもう失敗しない。プロ直伝!「ユニクロ」で始める“レベル別”重ね着講座
【とりあえずユニクロで。のその先〈PART.1〉】
国内外に多数の店舗を展開し、日本を代表する国民的ファッションブランドとしての圧倒的人気を誇るユニクロ。これまでオシャレに興味が薄かった人々から、シーズンごとの最新コレクションをチェックするようなファッション好きまで、幅広い層に愛されているのは皆様ご存じの通り。 【アウター×アウターで暖かさもアップする上級編の重ね着】 当然、アイテムひとつとってみても、手頃な価格帯で流行を押さえつつもスタンダードからハズれないデザインを遵守し、汎用性の高さから万人にマッチしてくれるものばかり。しかし、そうなると「ユニクロなら間違いないでしょ!」と甘えてしまうのが人間の心理だが、それは少々悪手。いくら汎用性が高いとはいえ、適切なアイテム選びと組み合わせ、着こなしが出来ていないと魅力も半減してしまう。そこで本記事では【とりあえずユニクロで。のその先】と題し、全6回に渡って“ぜひ知っておきたいユニクロアイテムの選び方・着こなし術”を伝授していく。 トップを飾る〈PART.1〉は、これからの季節にマストとなる【重ね着テクニック】について。
「気温」「シーン」「見せ方」に合わせた服選びと着こなしがカギ
ユニクロのルック(モデルが着用した写真)はたしかに素敵である。ただ、スタイル抜群のモデルがさりげなく着こなしている重ね着も、普通のオジさんがやるにはややレベル高めなのが実情。 そのため、「ただアイテム同士を重ねればいいんでしょ?」なんて素人考えは賢明とはいえない。「気温はどうか」「どんなシーンで着るか」「どう見せたいか」といった自分のニーズにしっかりと合わせることが大切で、こうした要素がコーディネートのオシャレ度を大きく左右するのだ。 では、どうすれば良いのか。今回はスタイリストの井上裕介さんに、重ね着コーデの最適解を「初級」「中級」「上級」の3つのレベルに分けて教えてもらった。どれもユニクロで手軽に再現できるので、ぜひ気軽に挑戦してほしい。
【初級編】トップスからインナーを“チラ見せ”するだけで生まれる「立体感」がキモ
主役となるトップスは、カジュアルの定番として擦られまくったグレーのクルーネックスウェット。対する相方のボトムスには新鮮味のあるワイドシルエットのチノパンツを選択。 組み合わせ的には非常にベーシックだが、それゆえに無難な日曜日のパパコーデに収まりがち。そこで変化を付けるべく、インナーに白のロンTを挿し込んでみた。