核ごみ報告書、22日にも提出 北海道と2町村に NUMO
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向け、原子力発電環境整備機構(NUMO)が北海道の寿都町と神恵内村で実施した「文献調査」の報告書を、22日にも道と2町村に提出する方針であることが19日、分かった。 処分場の選定は、文献、概要、精密の3段階の調査を経て行われ、2町村では2020年11月から全国で初めて文献調査が行われた。報告書案によると、一部地域を除き2町村とも第2段階の概要調査の対象になり得るとされている。 報告書は公告後、30日以上かけて縦覧が行われ、道内外での説明会も開かれる予定。概要調査に移行するには、両町村長に加え知事の同意が必要だが、鈴木直道知事は現時点で反対する意向を示している。