パリ五輪に臨むなでしこジャパン藤野あおばがマンチェスターCへ(C)Getty images

【国内サッカー・ニュース】日テレ・東京ヴェルディベレーザは2日、藤野あおばがイングランドウィメンズ・スーパーリーグ所属のマンチェスター・シティWFCに完全移籍することを発表した。 ●【動画】今夏移籍｜川辺駿（リエージュ→サンフレッチェ広島）プレー集

現在20歳の藤野は、女子高校サッカーの名門・十文字高校を経て、21年に日テレ・東京ヴェルディベレーザに加入。WEリーグでは、2022-23、2023-24シーズンと2シーズン続けてベストイレブンに輝いた。 22年8月のU-20女子ワールドカップで6試合3得点の活躍で準優勝に貢献すると、同年9月にはサッカー日本女子代表（以下なでしこジャパン）に初招集。2023年に行われたFIFA女子ワールドカップに出場してワールドカップでの日本人最年少ゴール（19歳180日）を記録した。 また現在行われているパリ五輪のなでしこジャパンメンバーにも選ばれており、先発出場した第1戦目のスペイン戦では鮮やかな直接FKを沈めて値千金の先制点をマークしたが、第2戦目のブラジル戦以降は怪我での欠場が続いている。 なおマンチェスター・シティWFCには、なでしこジャパンのDF清水梨紗とMF長谷川唯が在籍している。 藤野はクラブ公式サイトを通じて3シーズンを過ごした東京NBへの感謝の思いを綴りつつ、初の海外挑戦に向けた決意を以下のようにコメントしている。 「セリアスでの3年間、そして、幼い頃から憧れ続けたベレーザでの約3年間、本当にお世話になりました。 セリアス、ベレーザで過ごした6年間は毎日が学びに溢れ、常に成長のチャンスをくれる監督やスタッフ、チームメイトのおかげで、サッカー選手としても人としても、大きく成長する事が出来ました。 また、ベレーザに在籍した約3年間掲げていた『リーグタイトル』を目指す中で、良い時も悪い時も変わらず応援し続けてくださったファン・サポーターの皆様の温かさには本当に感謝しております。 このような素晴らしい監督、スタッフ、チームメイト、ファン・サポーターの皆様に恵まれたおかげで、ここまで歩むことが出来たと思います。 本当にありがとうございました。 海外挑戦は私にとって、決して簡単な決断ではありませんでしたが、応援してくださる方々の期待に少しでも応えられるように『もっと強く、巧くなりたい』と思い、決断した次第です。 最後になりますが、ベレーザという歴史あるクラブの一員としてプレー出来た事は、私の人生にとって大きな財産となりました。 監督やスタッフ、チームメイト、ファン・サポーターの皆様、スポンサー企業の皆様、ベレーザおよび私に関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。 これからも、日テレ・東京ヴェルディベレーザの誇りを胸に、新しいステージで更なる成長を遂げられる様、精進してまいります。」