目標は「金融資産を1000万円増やす!」【NISA】月3万円の積立投資で達成できる?!運用利回り別にシミュレーション
年末年始にお金や老後について考えるつもりの人もいるのではないでしょうか。 また、なかにはざっくりと1000万円増やすことを目標にしている人もいるかもしれません。 ◆【シミュレーション結果】NISA積立投資「毎月3万円」年1~7%で運用できたら何年で「1000万円」つくれる? 効率的に1000万円を用意するなら、NISAを活用した投資がおすすめです。 本記事では、NISAを活用した月3万円の積立投資で1000万円を用意する方法をシミュレーションします。運用利回り別に必要な積立年数を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
NISAで投資をするメリットとは
まずは、なぜNISAを活用して投資をすれば効率的に1000万円を用意できるのか説明します。 NISAとは、投資で得た利益が非課税になる制度です。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISAではこの税金がかかりません。 たとえば、100万円で購入した株を150万円に値上がりしたタイミングで売却した場合、通常は利益50万円に対して約20%の10万円の税金がかかりますが、NISAでは利益50万円を全額受け取れます。 そのため、NISAを利用して投資をおこなうことで効率的な資産運用が可能です。
なぜ積立投資が良いのか
1000万円をできるだけリスクを抑えながら用意したい人は、積立投資がおすすめです。 積立投資とは、毎月同じ銘柄を一定金額購入する方法となります。 一度に高額な投資をすると、購入タイミングにおける市況が良し悪しが損益に大きく影響します。 一方で、毎月一定額を購入すれば、価格が高いときには購入数を抑えることができ、価格が低いときには多くの銘柄を購入可能です。 このように積立投資をすれば、購入価格の平準化によってリスクを抑えながら運用ができます。
NISAで月3万円の積立投資をすれば1000万円を貯めることはできるのか
毎月3万円なら、投資に回せるという人も多いかもしれません。 では、月3万円の積立投資で1000万円を貯めることはできるのでしょうか。 運用利回り別に、月3万円の積立投資で1000万円を用意するために必要な期間をシミュレーションしてみましょう。 シミュレーションの結果は以下のとおりです。 ●月3万円の積立投資で1000万円を増やすために必要な期間 運用利回り 期間 ・年率1% 24年7か月 ・年率2% 22年2か月 ・年率3% 20年3か月 ・年率4% 18年9か月 ・年率5% 17年6か月 ・年率6% 16年5か月 ・年率7% 15年6か月 運用利回りが年率1%の場合は24年7か月、運用利回りが年率7%の場合はわずか15年6か月で1000万円を貯められます。 年率7%で運用できれば、50歳から積立投資を開始しても、65歳までに1000万円を貯めることが可能です。 なお、日本の年金を運用しているGPIFは国内外の債券や株式に分散投資していますが、過去23年間の平均運用利回りは年率4.33%となっています。必要な期間の計画を立てる際の、一つの目安にしてみてください。