NYのセレブ夫婦に突然の亀裂!? 映画『ブルックリンでオペラを』レベッカ・ミラー監督インタビュー
不惑なんてどこへやら!? 大人はみんな迷ってる!
多作ではないものの、毎度“クスクス&あるある!!”で、思わず心くすぐってくれるロマコメの名手レベッカ・ミラー監督にお話しをうかがいました。これまで『50歳の恋愛白書』や『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』など、大人たちの揺らぎや惑い、その恋愛模様をユーモラスに綴ってきたミラー監督。女優、作家、脚本家に監督と幅広く活躍されて来ましたが、オンライン越しにお会いした印象は、いたってフラット。率直で飾らない、とっても素敵な大人の女性でした。 ●レベッカ・ミラー 1962 年、米コネチカット州生まれ。父は劇作家アーサー・ミラー、夫は元俳優のダニエル・デイ=ルイス。イェール大学で絵画と文学を専攻。NYのニュースクール大学で映画を専攻、その後、女優に。95 年『アンジェラ』で監督デビュー。他の監督作に『Personal Velocity:ThreePortraits』(02)、『50 歳の恋愛白書』(10)、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(15)、ドキュメンタリー映画『Arthur Miller: Writer』(17)など。本作の原案となった短編小説「She Came to Me」を収録した「Total」ほか作家としても活躍。 最新作の『ブルックリンでオペラを』はLEE世代にとっても、とっても等身大の物語。誰もが羨むセレブ夫婦が進むべき道や情熱を失いかけ、夫婦共に人生に惑い、そんな時に子どもが引き起こした騒動を解決しようとドタバタと走り回りながら、これからの人生の選択をしていく姿が活写されます。笑いあり、ドキドキあり、大人の恋愛事情あり――思いがけない出会いから仕事への閃きや情熱を取り戻す――。思わず観る者の気分を高揚させ、ポジティブな気持ちにさせてくれるロマンチック・コメディです。 しかも主演は、みんな大好きアン・ハサウェイ! 彼女が扮する超“潔癖症”の妻(それがまた何ともユーモラス!)の、いかにも洗練された生活空間や身にまとうエレガントなファッションなど、色んなお楽しみも詰まっています。彼女の夫を演じるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」で多数の賞を受賞したピーター・ディンクレイジ。さらに、その夫と関係を持つ不思議な魅力の女性に、これまた大好きなマリサ・トメイ。このメンツを聞くだけでも相当気分が上がりますよね!