写真：窓の杜

　米Microsoftは10月30日（日本時間）、「Visual Studio Code」の2024年10月アップデート（v1.95.0）を正式公開した。前バージョンに続き、AIコーディング支援機能「Copilot」で多くの改善が行われている。 【画像】Visual Studio Code」で複数の「GitHub」アカウントへ同時にログイン ・「Copilot」編集：複数のファイルにわたる大きな変更を素早く繰り返し行える ・「Copilot」チャットをセカンダリサイドバーで：作業中も「Copilot」チャットを開いておき、すぐに利用できるように ・「Copilot」コードレビュー：素早いレビューパス、コミットされていない変更点の詳細なレビューを取得 ・「GitHub」マルチアカウント：「Visual Studio Code」で複数の「GitHub」アカウントへ同時にログイン 　また、以下の拡張機能でも多くの改善が行われている。 ・GitHub Pull Requests：「Copilot」を統合。イシューの検索や集計、要約、修正の提案、通知の優先付け（実験的）などのアクションが可能に ・Web Search for Copilot：初回リリース。「Copilot」でWebから最新の関連情報を入手 ・vscode-mermAId：「GitHub Copilot」チャットに@mermAIdユーザーを追加して、対話を通じて「Mermaid」のダイアグラムを作成 ・Data Analysis for Copilot：今月初めてリリース。「Copilot」と対話しながらデータをビジュアルに分析 ・VS Code Commander：今月初めてリリース。チャットスタイルで「Visual Studio Code 」環境を構成できるパーソナルアシスタント ・Vision for Copilot Preview：コンテキスト入力として画像を直接添付して会話を充実させ、よりダイナミックで視覚的にサポートされた応答を実現 　そのほかにも、「Pylance」でdocstringを生成する機能を追加。実験的機能やプレビュー設定がわかりやすいように設定エディターにインジケーターラベルが追加されている。 　「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。現在、本ソフトの公式サイトや「ストア」アプリ（Microsoft Store）から無償でダウンロード可能。すでに利用している場合は、アプリの自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。 　Web標準技術で構築されており、Webブラウザーでも動作する。強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー（Language Server）対応の拡張機能を追加することで幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴だ。 ソフトウェア情報 「Visual Studio Code」Windows向け安定版・【著作権者】 Microsoft Corporation ・【対応OS】 64bit版を含むWindows 10/11 ・【ソフト種別】 フリーソフト ・【バージョン】 1.95.0（24/10/30）