東電が福島第1「波高計」調査結果を報告(全文2)津波到達時刻の記載に変更はない
東京電力ホールディングスは20日午後、記者会見を開き、福島第1原子力発電所の波高計の設置箇所をめぐる調査結果を公表した。 【動画】東電が「安全改革プラン」進捗と福島第1「波高計」調査結果を報告 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東電が「安全改革プラン」進捗と福島第1の波高計調査結果を報告」に対応しております。 ◇ ◇
実際に潜って確認
高橋:続きまして、実際に潜っての調査ということで8ページ、9ページ、10ページになります。海底の視界が非常に悪いという関係で調査が難航してしまいましたが、引いた画像っていうのは撮れませんでしたが、パーツ、パーツで見ますと、8ページのマル2の箇所にある構造物というのは、先に6ページで示した2001年の設置前の波高計の架台であるということ。で、9ページのマル3の箇所にある構造物というのは、移設後の波高計の架台であるということが確認できました。一方、10ページなんですけども、それ以外の箇所には構造物がないということを実際に潜って確認できたというものでございます。 続いて11ページということで、最後になりますけども、これまで実施してきた調査結果を踏まえて、波高計の設置位置に誤りがあったということで、その影響について記載させていただいております。11ページでございます。この波高計の設置箇所が誤っていたことによる社内外の事故調査報告書に関する影響ですけども、まず当社の未解明事項報告書についてですが、12ページでお示ししておりますが、この報告書で試算している津波到達時刻が10秒程度早まるということで、今後表現ですとか記載の修正は必要であるんですけども、結論としての15時36分台に津波到達ということについては影響を与えるものではないということを確認しております。 一方、社外の事項調査のうち、13ページで示しておりますが、国会事故調査の報告書でも津波到達時刻が検討されておりまして、そこで示されている計算方法に従って試算しますと、津波到達時刻が10秒から20秒程度早まるということですけども、15時37分ごろ津波到達という記載の変更はないというふうに考えております。また、それ以外の政府ですとか民間、学会の事故調査報告書への影響はないということについても確認しております。私からの説明は以上になります。 司会:それでは質疑応答に入りたいと思います。質疑応答は先ほどと同様、東京会場から、最終は青森会場という形で終わらせていただきたいと思ってございますので、よろしくお願いいたします。まずは東京会場からご質問をいただきたいと思います。ご所属、お名前をよろしくお願いいたします。 どうぞ。じゃあ真ん中の方。