メジャーでも成功する? 巨人からMLB入りした歴代選手6人
メジャーリーグでは、ロサンゼルス・ドジャース入りが決定した大谷翔平をはじめ、多くの日本人選手が優れた活躍を見せている。近年は特に多くのNPB戦士が海を渡り、MLBへ挑戦する例が増えている。長い歴史を持つ読売ジャイアンツも、多くのメジャーリーガーを輩出している。そこで今回は、巨人からメジャー移籍した選手を紹介したい。 【写真】巨人、ポジション別・歴代最強選手たち
松井秀喜
・投打:右投左打 ・身長/体重:188㎝/104㎏ ・生年月日:1974年6月12日 ・経歴:星稜高 ・ドラフト:1992年ドラフト1位 日米で実績を残した松井秀喜。MLBでは10年間プレーし、ワールドシリーズ制覇も経験した。 高校時代から注目を集めていた松井は、ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーからセ・リーグ高卒新人記録を更新する11本塁打を放った。 1998年には打撃3冠(本塁打王、打点王、最高出塁率)に輝くなど、巨人の中心選手としてチームを支え、2002年には打率.334、50本塁打、107打点と圧巻の数字。同年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使し、ニューヨーク・ヤンキースに移籍した。 メジャー1年目から、打率.287、16本塁打、106打点の好成績を残すと、翌2004年には当時の日本人最多記録となる31本塁打を放った。 2009年にはワールドシリーズで打率.615(13打数8安打)、3本塁打の大活躍を見せ、日本人初のワールドシリーズMVPを獲得し、世界一の立役者となった。 2010年以降は複数球団を渡り歩き、2012年限りで現役引退。MLBでは通算175本のアーチを描いた。
上原浩治
・投打:右投右打 ・身長/体重:187cm/87kg ・生年月日:1975年4月3日 ・経歴:東海大仰星高 - 大阪体育大 ・ドラフト:1998年ドラフト1位 上原浩治は、日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手となった 1998年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団すると、ルーキーイヤーから20勝をマーク。同年は投手4冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率)に加え、新人王、沢村賞など、タイトルを総なめにした。 その後も巨人のエースとして活躍を続けたが、2007年にはクローザーに転向し、32セーブを記録。 2008年オフに海外FA(フリーエージェント)権を行使し、メジャー移籍を果たした。メジャー2年目以降はリリーフ起用が中心となり、ボストン・レッドソックスに加入した2013年には、シーズン途中からクローザーに抜擢。 同年は73試合登板で4勝1敗21セーブ、防御率1.09の好成績を残すと、ポストシーズンでも好投を見せ、世界一の原動力となった。 2018年には古巣・巨人に復帰。日本人初の日米通算100勝・100セーブ・100ホールドを達成するなど、多くの功績を残した。