メジャーでも成功する? 巨人からMLB入りした歴代選手6人
桑田真澄
・投打:右投右打 ・身長/体重:174cm/80kg ・生年月日:1968年4月1日 ・経歴:PL学園高 ・ドラフト:1985年ドラフト1位 NPBでは巨人一筋21年のキャリアを歩んでいた桑田真澄だったが、39歳を迎えた2007年にメジャーリーグの舞台へ挑戦した。 PL学園高時代には清原和博との「KKコンビ」で注目を集め、1985年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した桑田。 高卒2年目の1987年に15勝を挙げ、最優秀防御率、沢村賞に輝くと、その後も6年連続で2桁勝利を記録。 2002年にも12勝6敗、防御率2.22をマークして2度目の最優秀防御率を獲得するなど、長らくチームの先発陣をけん引した。 しかし、2003年以降は成績を落とし、2006年はわずか3試合の登板に。同年オフに巨人を退団し、ピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を締結した。 移籍1年目はメジャーキャンプに招待選手として参加していたが、オープン戦登板中に審判と激突したことで、右足首の靱帯を断裂。長期離脱を余儀なくされた。それでも6月にメジャーデビューを果たし、リリーフとして19試合マウンドに上がった。 翌2008年もマイナーからメジャー昇格を目指したが、同年の開幕前に現役引退を決断した。
柏田貴史
・投打:左投左打 ・身長/体重:179cm/82kg ・生年月日:1971年5月14日 ・経歴:八代工 ・ドラフト:1989年ドラフト外 セ・リーグ球団出身では初めての日本人メジャーリーガーとなった柏田貴史。野球留学をきっかけに異例のメジャー移籍を果たした。 1989年ドラフト外で読売ジャイアンツに入団した柏田。プロ4年目の1994年に一軍デビューし、プロ初勝利を記録した。 しかし、その後は登板機会を増やせず。1996年は8試合の登板にとどまるなど、思うような結果を残せないシーズンが続いた。 1997年2月に野球留学でニューヨーク・メッツのスプリングトレーニングに参加。そのまま契約を勝ち取り、メッツ移籍を果たした。 同年5月にメジャーデビューを果たすと、35試合登板で3勝1敗、防御率4.31を記録。オフに自由契約となると、メジャーの複数球団からオファーがあったものの、翌1998年から巨人への復帰を決断した。 1999年には自己最多の52試合に登板すると、翌2000年は50試合登板で防御率2.89をマークし、リーグ優勝に大きく貢献。その後も貴重な左の中継ぎとして活躍を続けた。
ベースボールチャンネル編集部