メジャーでも成功する? 巨人からMLB入りした歴代選手6人
山口俊
・投打:右投右打 ・身長/体重:187cm/98kg ・生年月日:1987年7月11日 ・経歴:柳ヶ浦高 ・ドラフト:2005年高校生ドラフト1巡目 球団初のポスティングシステムによるメジャー移籍を果たした山口俊。しかしながら、道半ばでNPBに復帰する結果となった。 横浜ベイスターズ時代には、抑えや先発として活躍した山口。2016年オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使し、読売ジャイアンツへ加入した。 移籍直後は思うような結果を残せなかったが、2019年には最多勝(15勝)、最高勝率(.789)、最多奪三振(188)の投手3冠を獲得。 リーグ優勝に大きく貢献する活躍を見せると、ポスティングシステムによるメジャー移籍が球団から容認され、同年オフにトロント・ブルージェイズへの移籍が実現した。 しかし、MLBではリリーフ起用となり、メジャー1年目は17試合登板、2勝4敗1ホールド、防御率8.06と不本意なシーズンに。 翌2021年はメジャー昇格すら叶わず、同年途中に巨人へ復帰することとなった。 巨人復帰後は先発ローテーションに加わったが、2022年はわずか1試合の登板に終わり、同年オフに戦力外通告。NPB球団からのオファーはなく、現役引退を表明した。
高橋尚成
・投打:左投左打 ・身長/体重:177cm/80kg ・生年月日:1975年4月2日 ・経歴:修徳高 - 駒沢大 - 東芝 ・ドラフト:1999年ドラフト1位 NPBでは3度の2桁勝利を挙げるなど、主に先発としてキャリアを積んだ高橋尚成。メジャー移籍後はリリーフとして活躍した。 1999年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーから先発ローテーションに定着し、24試合登板で9勝6敗、防御率3.18の好成績を残した。 クローザーへの転向や不調に苦しむシーズンもあったが、2007年には28試合(186回2/3)を投げ、14勝4敗、リーグトップの勝率.778、防御率2.75と傑出した数字を残し、最優秀防御率とベストナインを獲得した。 その後も先発ローテーションの一角を担うと、2010年オフに海外FA(フリーエージェント)権を行使。ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ。 開幕直前にメジャー契約を勝ち取ると、様々な起用法に順応。53試合登板(12先発)で10勝6敗8セーブ、防御率3.61を記録した。 翌2011年はロサンゼルス・エンゼルスに移籍し、61試合に登板。その後も複数球団を渡り歩き、中継ぎで存在感を示した。 2014年には横浜DeNAベイスターズで日本球界に復帰。翌2015年限りで現役生活の幕を下ろした。