【新生キングセイコーの魅力とは?】生まれ変わった“KSK”モデルに見るブランド哲学
深みのある紅色文字盤は、臥龍梅(がりゅうばい)と呼ばれる梅の花をモチーフにしたもの。精緻な梅模様は、文字盤サイズにした際に型打ちによって立体感を醸し出し、オリエンタルな雰囲気をうまく強調している。コントラストのはっきりした多面カットのバーインデックスによって視認性も高い。特に12時位置の複雑なデザインのインデックスは秀逸だ。 ケースは38.6mmと程よいサイズ感で、細身の手首の人でも持て余すことはないだろう。ケース厚が10.7mmに抑えられているのは、Cal.6L35を採用したゆえだ。ブレスレットのデザインの妙も相まっ て、手首へのなじみは非常に良い。 伝統を受け継ぎながらも、現代のトレンドに沿って確実に進化したキングセイコー。今後も同ブランドが生み出す実用性と高級感を併せもった魅力的な時計に期待だ。
文◎Watch LIFE NEWS編集部