日本エスコンがロジカルに進める「安定成長」への打ち手
日本エスコンは、ネーミングライツを取得した北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD(エスコンフィールド) HOKKAIDO」の隣にマンションを建設するなど、一体開発を企図する(画像提供:日本エスコン)
1995年に創業した総合不動産会社、日本エスコン(8892)。積極的な開発によって右肩上がりの成長を続けたが、2008年のリーマンショックによる金融危機に社債償還時期が重なり、翌年6月に事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請する苦杯をなめた。 その後は本業である分譲マンション事業への回帰とコスト削減によって、2012年の事業再生ADRの「完結」を宣言。以来、マンション分譲と商業施設開発を軸に成長を続けている。 昨年には北海道日本ハムファイターズ新球場のネーミングライツを取得し、北海道での大規模開発に参画。大手デベロッパーとは一線を画した、地域密着型のまちづくりを進める。ファイターズの新監督に新庄剛志氏が就任したことで、これから全国区の注目を集めることになるだろう。社長就任から10年となった伊藤貴俊社長に、これまでの軌跡と今後の成長戦略を聞いた。
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一井 純