加速する“ベビわる”旋風!「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」髙石あかりインタビュー
2021年に公開された、ヒットガール系アクションコメディー映画「ベイビーわるきゅーれ」。社会になじめない脱力系殺し屋コンビ・杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)の、シェアハウスでのオフビートな日常と、海外でも評価される本格派のアクションが話題を呼び、23年には映画第2弾「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」が公開された。今回、第3弾となる「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」の公開に先立ち、地上波での連続ドラマ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」(テレ東ほか)が9月4日から放送される。 今回は、そんな「ベイビーわるきゅーれ」シリーズで杉本ちさとを演じる髙石あかりさんにインタビュー! 髙石さんに、「ベビわる」シリーズの魅力やまひろを演じる伊澤さんとの関係性、ドラマ版ならではの見どころなどを聞いた。
――「ベイビーわるきゅーれ」のドラマ版が決定した時はどのように思われましたか? 「こんな夢みたいなことがあっていいのかと思いました。前回までの映画を見たお客さんで、『ベイビーわるきゅーれ』の世界観をドラマで見たいと言ってくれる方も多くて、自分もドラマのかたちで見てみたいなと思っていたのでうれしいです。すごくポップですし、かわいらしい作品でもあるので、ドラマになっても面白い作品でもあると思っています」
――ドラマならではのこともあるのでしょうか? 「ドラマ版は3人の監督の方がいらっしゃって、全員、まったく撮影方法が違うので、だからこそ新鮮でしたし、楽しかったです。個人的に、(映画の監督でもある)阪元裕吾監督が、少しドラマっぽく撮ってくれているのかな? と思ったりもして…。スローモーションがあり、カット割りが多く、ドラマならではともいえる手法と普段の『ベイビーわるきゅーれ』特有の長回しが織り交ざっているので、そこも楽しみにしていただきたいです」
――「ちさととまひろの日常」が多く描かれるのもドラマ版ならではと思います。ドラマ版のちさとを演じてみていかがでしたか? 「映画で隠していたわけじゃないですが、見えていなかった2人の一面って、たくさんあるなと思っていますね。2人のプライベートや過去が、シーンや言葉の中にふと出てくるのも今回のドラマ版ならではだと思います。あと、2人の関係性もぐっと変わってきます。“ちさととまひろ”としても、そうですし、“伊澤彩織さんと髙石あかり”としても変わってきていると思います。ずっと撮影の中で、『私たちは一つです』というのは、言い聞かせていて、今までは個々で、伊澤さんのアクションが素晴らしくて、そこに私が付いていくということがあったんですが、それをお互いで支え合ってできているなと思ったのが、今回のドラマの撮影でした。お互い欠点があっていいところもあって、それを4年も一緒にいたら相手が今何を思っているか、何も言わなくても分かるくらいになれていることから生まれる、表情やアクションがあると思います」