〔ロンドン外為〕円、155円台後半(14日正午)
【ロンドン時事】14日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、トランプ次期米政権が掲げる政策を巡るドル先高観から円売り・ドル買いが先行し、1ドル=155円台後半に下落した。正午現在は155円87~97銭と、前日午後4時(154円93銭~155円03銭)比94銭の円安・ドル高。 市場では、トランプ氏のインフレを後押しする政策により、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースが緩やかになるとの見方が拡大。円相場は、円が下落した海外市場の流れを引き継いだ。一時156円20銭台まで沈んだが、時間外取引で米長期金利が上昇幅を縮小すると、円の買い戻しが優勢となった。午後に10月の米卸売物価指数の発表を控え、持ち高調整の動きも出た。 対ユーロは1ユーロ=164円12~22銭(前日午後4時は164円06~16銭)と、06銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0524~0534ドル(同1.0584~0594ドル)。 ポンドは1ポンド=1.2655~2665ドル(同1.2720~2730ドル)。