〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.51%高、独1.37%高(14日)
【ロンドン時事】14日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比40.86ポイント(0.51%)高の8071.19で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.37%高、フランスCAC40種指数は1.32%高、ストックス欧州600種指数は1.08%高だった。 オランダの半導体製造装置大手ASMLは同日、人工知能(AI)ブームを背景に、今後5年間の売上高の伸びが年平均8~14%になるとの見通しを発表。これを好感し、欧州市場ではハイテク株を中心に買いが膨らんだ。良好な決算を発表した銘柄がけん引役となり、通信株やエネルギー株も値上がりした。 FTSEの構成銘柄では、小売り大手B&Mヨーロピアン・バリュー・リテールが5.00%高、蒸気システム大手スパイラックス・サーコが4.71%高、資産運用大手シュローダーが4.62%高と上げを主導。一方、医療機器のコンバテックは3.51%安、信用リスク管理サービス会社エクスペリアンは2.87%安、投資会社メルローズ・インダストリーズは2.64%安となった。 DAXでは、総合電機大手シーメンスが4.91%高、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが4.64%高、通信大手ドイツテレコムが3.30%高と買われた半面、医薬大手メルクは3.37%安、防衛大手ラインメタルは1.12%安、電力大手RWEは0.69%安で引けた。