前園真聖さんをサイクルアンバサダーに 自転車の魅力発信で鳴門市
徳島県鳴門市は、元サッカー日本代表の前園真聖(まさきよ)さん(51)に市内でのサイクリングの魅力を発信する「ナルト サイクル アンバサダー」を委嘱した。3日に市内で委嘱式があり、泉理彦市長が委嘱状を手渡した。 【写真】「ナルト サイクル アンバサダー」を委嘱され、パネルにサインをする前園真聖さん=鳴門市提供 鳴門市と兵庫県の淡路島(南あわじ市)を結ぶ大鳴門橋(全長1629メートル)では、自転車道(幅2.5メートル)と歩道(幅1.5メートル)の整備が進められており、2027年度に完成する予定。その後は県内外から多くのサイクリストが鳴門市を訪れることが見込まれるため、四国各地を自転車で巡るNHKの番組に出演し、SNSで高い情報発信力がある前園さんにアンバサダーを委嘱した。今後はSNSやイベントを通じて、市内のサイクリングや観光情報などを前園さんから発信してもらう予定だという。 前園さんは式の後、早速、市内を自転車で走るイベント「みんなでチャリンコ2024」にスペシャルゲストとして参加。市民らと約12キロのサイクリングを楽しんだ。 前園さんは「多くの魅力を伝えていけるように、楽しく自転車に乗りたい。自分でオリジナルのサイクルスポットを発見してコースを作り、広く発信できればと思います」とコメントした。市の担当者は「委嘱を機にグルメや豊かな自然なども含め、市のブランドイメージを向上させていきたい」と話している。(森直由)
朝日新聞社